kananagaの日記

音楽したり絵を描いたり紙芝居したりするkananagaの暮らし

うみの日の紙芝居モダン

2007-07-16 | 日記
@門仲天井ホール。今日はWSもあるので、午前中から出動。

WSは、今回はゴンちゃんの仕切りで。ゴンちゃんのmixi日記WS編ライブ編が、すごい詳しく書いてあるので、mixiが見られる方はぜひこちらをどーぞ。

ゴンちゃんは、WSをどんな風に進めようか、がっつり考えて来たそうだ、えらいなあ。kananagaは、だらだらゆるゆる、いきあたりばったり系。それで、いい部分もたんとあるんだけど、両方が兼ね合わせられたら、もっといい。

今日のWS参加者は、大人ばっかり。言葉を聞いて、そこから連想される音楽を演奏してみたり、逆に、音楽を聴いて、何を連想するかを言葉にしてみたり、と、まずそんな感じでウォーミングアップ。そののち、みんなで、音楽を聴きながら、模造紙2枚にがばーっと絵を描く。そこから物語をあれこれ考えてみる。それを、岡野くん、有馬さん、ロムさん、ザウルスの演奏とともに、米田が朗読(kananagaは撮影!)。kananaga、色々と参考になったなあ、ひとのをみるのは、いい。

それから、あわただしく準備して、ライブ。今日の衣装のテーマは、花。みんな、どこかに花の模様のある服を着て、頭には花飾り。

出だしは、チンどん屋風(どこが?と言われるかもしれない、オリジナリティあふれるちんどん屋風)にわいわいと楽器を鳴らしながら入場。メンバー紹介紙芝居を、今日の演目ではいわゆるもっとも紙芝居らしく(とはいえ、ゆるーく)。みんなの似顔絵をkananagaが描いたものをみながら、それぞれのひとのエピソードを語ったり、演奏を入れてもらったり。

本編1つめの紙芝居は、有馬純寿×林加奈による、即興紙芝居。kananagaが今まで色々なひとと作ってきた紙芝居の絵の一部(それでもそーとーな数の絵)を山盛りにしといて、即興演奏、即興絵選び&物語作り&紙芝居の枠に絵をはめるパフォーマンス。有馬さんの日記に、「林加奈を惑わせろ」とあったが、最初に有馬さんが、あえて普通に解説してるのが意外で、そこで最初に惑わされた(笑)。昨日のうちに結構緊張しておいたので、今日の緊張はそこまでではなかったものの、やっぱり少しは緊張していたのだろう、まだまだ色々できたなあ、と、あとからなんやかんや思いついてくるわけ。終わってから、有馬さんといっぱい話して、またやろう!ということに。ゴンちゃんの日記によると、お客さんのひとりが「心臓にくるスリリングな紙芝居」と言っていたそうな。

2つめの紙芝居は、米田文×Rom Chiakiによるライブペインティング型紙芝居、に、ほかの演奏者もだんだん加わる。絵は、1辺1.5m程度の白い段ボール紙を四角く立体的に組んだものに描く。冒頭は、絵を描く動作とテルミンの演奏動作をシンクロさせていくところから。そこは、楽屋に待機してたから、実は見えてなかったのだ、どんなんだったんかなー、面白かったらしいのだ。この紙芝居に関しては、もういくらか、決め事をしておくのが、よりいいように思う。役割が入れ替わらないことが暗黙の了解程度に決まっていたので、例えば、kananagaが絵に手を出すことはない。でも、必ずしもなんでもありにする必要はない。つまり、完全即興でないのなら、いくつかの決め事をすることが、とってもよかったりする。即興そのものにもっと専念でき、表現が鋭くなるから。即興って、そうだなあ。決め事のある即興と、本当に何も決めておかない即興と、どっちもそれぞれ、好きなんである。

しかし、いきなり続けて即興物を2つ、ほほほ。。。でも、そもそも紙芝居というものは、非常に即興性の高いものだったらしい。昔は、絵のうらに文字は書かれていなかった。なので、演者が、絵を見ながら、お客さんの反応や空間に呼応しながら、その場で物語をつむぎだしていたのだ。裏に文字を書くようになったのは、戦争の頃に検閲を受けるためだったんだそうな。

休憩をはさんで後半。

3つめの紙芝居は、赤羽ザウルス美希のはなうた紙芝居「牛が生えるよ木の下に」。米田文が「ぱらぱらマンガ」をパラパラさせる役で助っ人出演。kananaga、これも、スタンバイ中で見れてないのだー。でも、ザウルスが暴れているのは、音でよくわかった。ザウルスは、はなうたをよく歌う。その、個人的妄想的はなうたを、紙芝居にしたわけ。それにしてもザウルス、役割的に完全に飛び道具である。

4つめ、最後の紙芝居は、「トマトの花と雪の国」。原作・音楽監督は岡野勇仁(冒頭の曲は有馬さんの曲。挿入歌はみんな、岡野くん作曲)。歌詞は、岡野くんと、ザウルス。紙は、ロール、絵巻物型紙芝居で、全部米田文が描いた、すごいよ、幅1mくらいの障子紙を17mも!!それを、米田が語りをしながらくるくると巻いて、物語が展開する。いやー、絵、いいねえ。登場人物は、全部ザウルスが台詞、かなりいい感じ。歌は、すべてkananaga。演奏は、岡野くんの麗しいピアノ、ロムさんのテルミンはロムさんの性格がそのまま出てて大変気持ちいい、有馬さんの安定しつつも遊び心満載の音楽やSE、んで、kananagaのおもちゃ楽器と鍵ハモ。途中にちょっとしたマトリョーシカパフォーマンスもありつつ。

kananagaは今回、歌と演奏に専念させてもらった(いつも、あれもこれもやってて、専念できてないことが多くなってしまう傾向にあるので、そう仕向けてくれたゴンちゃんや岡野くんに、感謝)。頑張って歌った、自分の、声、歌い方、今回やってみて、ちょっと確立してきてるのを感じる(せばまる、という意味ではない。ぐんぐん、のびている)。おもちゃ楽器・鍵ハモ演奏も、あー、もっともっと演奏したいなーと思った。

打ち上げで、色々話す。反省点が色々出る、っていうのは、かなりいいこっちゃ!と同時に、このままで満足してないので、がんがん先に行きたい、そして、ていねいに、やっていきたい。

本日ご来場くださいました皆様、ありがとうございました~。来たかったのに来られず、でも、応援くださった皆様、ありがとうございました~。お手伝いくださった皆様、ありがとうございました~。