あるところにお邪魔した。
愛想のない仲間?
仲間らしいので、鼻で挨拶をした。全然、挨拶が返ってこない。無愛想な奴と改めて見たら、平面亀である。
昔、Tシャツに張り付いた蛙は知っているが、亀は初耳である。 さて、その正体は・・・・、
続きは明日のお楽しみ。 今日は羊さんと一緒に寝ます。お休みなさい。 ZZZZZZ・・・・・
木には必ず節があります。節があるのはそこに枝があった証拠です。木が生きていた証です。
木の枝に付いている葉は光合成作用で木を成長させます。やがて木が大きくなると、その葉は、上にできた枝や葉の陰になり光が届かなくなります。その役割が終わるのです、葉は落ち、そして枝は枯れます。
木はどんどん成長します。枯れ枝は木材の中に閉じこめられるのです。
この部分を板にすると、節となって現れます。その節は枯れていますので、周りの組織とくっついていません。これを死節と言います。
この死節の部分を板にすると、抜け落ちて、穴となってしまうのです。今は、穴が開いた材の市場価値はありません。ですから、その部分を取り除いて使っているのです。
昔、木材はもっと大切に使われていました。
その部分を刳り抜いて、同じ材でその部分を○や□に刳り抜いて、そこを同じ材で埋めて、使っていました。
その刳り抜く形を亀や鶴にしてしまったのがこれです。
昔の人は、木材を大切に使っていたばかりか、遊び心も持っていたんですね。
周囲の年輪は、まるで亀が泳いだ後の波紋のように見えます。僕が仲間と見間違うのも無理がないでしょう。
この亀はいったい何処にいたのでしょうか。