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足し算か引き算か オーディオの話 スピーカー (未定稿)

2021-07-04 06:06:53 | オーディオ
自分たちの周りにある音。一番身近なのは人の声でしょう。
広帯域はやはり声楽。とは言っても、ざっと、バス100hz以上 〜 ソプラノ1000hz以下と想像以上に狭い範囲でしかない。
楽器で言えば、ピアノ、パイプオルガンは50hz以下もあるけれど、高域はハットシンバルでも10,000hz以下。超高域が伸びているの意味でハイレゾハイレゾと言うけれど、現実音を遥かに超えたハイスペックです。

原音との差はダイナミックレンジなのだけれど、そこに触れるオーディオ評論は少ない。これを混ぜて説明すると訳が分からなくなるので、別項にしたい。
高能率SPと低残留雑音アンプとの組み合わせになる。

話を本筋に戻します。
最近組み上げた SPキット 「 音工房Z  Z800-FW168HR Ver2」で音出しを兼ねて、自分の聴力を測ってみました。
音源はユーチューブ音源。
低域は歪っぽくなるけれど50hz位は聞こえそう。
問題は高域。8khz程度でした。15年ほど前は12khzは聞こえていたと記憶しているので、加齢による高域感度は大きく落ちているようです。
それでも、今のところ、日常生活には支障がないと思います。
「陰口」には鈍感になっているのは幸いと思います。
年寄りは横柄で周囲への配慮が足りないと感じる若い人は多いことでしょう。
自分もその一人にちがいありません。

老眼で「周囲が見えにくい」と言うことに加えて、老人性難聴で「周囲が聞こえにくい」
他者の反応を感じ取れない。空気が読めない年配者が多いと感じます。自分もその一人です。

あれ、本筋を離れてしまいました。

ここはオーディオネタ。
何を言いたいのか。

SPシステムの帯域は広い方が望ましい。
帯域を広げるのに難しいのは低域。
低域を伸ばすには、SPユニットのf0(最低共振周波数)を下げるしかない。具体的には振動板を重くする。
音量は動かす空気量に比例する。口径が小さいと、空気を動かす体積が減る。磁気回路を強力にして振幅量を増やせば、動かせる体積は増えると言うと空振りするので、意外に増えない。音量は増えない。低能率SPにならざるをえない。
結局、空振りを減らすには、空気を捕まえて逃さないようにするには、振動板の前にホーンを付ければ良い。この場合、振動板に空気が重く乗し掛かるので、振動板を頑丈にしなければならなくなる。
あるいは単純に振動板を大きくすると言う方向がある。
振動板は軽く、丈夫でなければならない。
振動板を動かす原動力は磁気回路。強力でなければならない。
つまり、低域を伸ばすには物量作戦が必須になり、SPシステムは大型化せざるをえない。
再生帯域は低域寄りになるので、中域・高域用の別のSPユニットが必要になる。つまり、マルチユニット化さざるをえない。
マルチユニット化するにはネットワークが必要となる。
つまり、どんどん複雑になる。

小粋な平面バッフルに取り付けられたシングルコーン(口径8cm?)一発のSPシステムに小出力の管球シングルアンプを繋いで、女性ボーカルを聴くと、これで良いんじゃないか。
周囲に騒音を垂れ流す心配もないし・・・と思う今日この頃、
この歳になって、やっと、大人になれたのかも・・・

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