以前、小鹿田焼きの集落を紹介したことがあります。小鹿田(大分)と黒谷(京都)の集落の風景がよく似ています。焼物と和紙という違いはあれど、その営みが似通っているせいでしょうか。黒谷の人にその感想を説明したら、うれしそうに喜んでくれました。
まず山深い澄んだ川沿いに集落は生まれる。
原料を山から調達する。
川の水を引き込む。
その水を利用して、原料をよくタタく。
(写真上2枚)
タタく音は集落に響いている。
不純物を除き、細かな粒子にする。
(写真下2枚)
焼物はろくろを廻す、和紙は漉く。
そして天日に干す。
焼物なら窯に入れるが、和紙は出来上がる。
水と木と土と日と風と火と。
金と月があればほとんど一週間の歌が歌えそうな営みなのです。
思い出すのは河井寛次郎の言葉。
「鳥が選んだ枝、枝が待っていた鳥」
風景と人間の関係の幸せが、小鹿田にも黒谷にもある。
まず山深い澄んだ川沿いに集落は生まれる。
原料を山から調達する。
川の水を引き込む。
その水を利用して、原料をよくタタく。
(写真上2枚)
タタく音は集落に響いている。
不純物を除き、細かな粒子にする。
(写真下2枚)
焼物はろくろを廻す、和紙は漉く。
そして天日に干す。
焼物なら窯に入れるが、和紙は出来上がる。
水と木と土と日と風と火と。
金と月があればほとんど一週間の歌が歌えそうな営みなのです。
思い出すのは河井寛次郎の言葉。
「鳥が選んだ枝、枝が待っていた鳥」
風景と人間の関係の幸せが、小鹿田にも黒谷にもある。