かめちきの 風に吹かれて

今年はふた味違うかも。

どうしようもなく青い

2024-07-05 | つれづれ

またボク色とパラソルのはしごの

後、ジャンさんには止められたけど

やっぱり『骨を掘る男』の印象が

強いうちにと、具志頭乗換で

平和祈念公園に。糸満回りだと

ずいぶん遠い気がするけれど、

具志頭からだとわずか10分なのに

驚いた。

平和の礎だけのつもりだったけど

展示出口の詩が読みたくて、

資料館にも入る。若い人も丁寧に

展示を読んでいて少し心が休まる

けれども、詩を読んでいて、

この声に応えきれず、いま、また

戦前なのかもしれないという

思いに胸が苦しくなる。

外に出て、哀しいまでに青い青い

海を眺める。どうしようもなく青い。

平和の礎は、やっぱりその重みに

息が詰まりそうになりながら。

帰りは糸満回りで、魂魄の塔に

向かって心の中で手を合わせながら。

そして車窓から見えるあの緑の

中にもまだ手が届くのを待っている

骨が眠っているのだと思い、

やりきれなくなる。

 

 

 

 

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