HP管理人の独り言 リメイク版

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「ビーフ・シチュー」が何故「肉じゃが」になっちゃたの?

2012年04月18日 | 日記

 「肉じゃが」誕生のルーツは、1870年代にイギリスのポーツマス市に留学していた「東郷平八郎」が留学先で食べた「ビーフ・シチュー」の味を非常に気に入り、日本へ帰国後、艦上食として作らせようとしましたが、「ワイン」も「ドミグラスソース」も無く、そもそも命じられた料理長は「ビーフ・シチュー」など知らず、東郷の話からイメージして醤油と砂糖を使って作ったのが始まりと言われています。 ビーフ・カレーと材料が同じ料理という事で海軍食として非常に都合が良く(補給の際の物資の種類を制限できる為)定着したそうです。 ただし、牛肉やじゃがいもという当時の日本人には馴染みの薄い食材を使うせいか、一般社会の食卓には定着せず、「肉じゃが」が戦後の空白の時代を経て家庭食として再登場するのは昭和30年代の後半であり、また実際に定番メニューとして定着したのは昭和40年代の後半と言われていますが、今では「おふくろの味」の代名詞として家庭料理の代表作と呼ばれるまでになりました。 この流れはカレーライスの普及と時を同じくしており、食材の牛肉とじゃがいもが日本の家庭に定着するのと軌を一にしているようです。 ちなみに、当時は「甘煮」として人気を博したそうです。