■派遣の需要があいかわらず多い昨今、派遣社員の待遇も段々と改善されてきてはいますが、正社員との賃金格差はなかなか縮まらないのが現状のようです。
正社員と同じように働いている派遣社員が増える中、今後は賃金格差をなくすような動きを国を上げてやってもらいたいものです。
現状は以下のようになっています。あなたのお給料と比べてみてください。
【 NEWS 】
派遣社員に厳しい実態 月額20万6000円 ボーナスは4割/厚労省調査
◆賃金月額20万6000円/ボーナス支給は4割
厚生労働省が実施した派遣労働者に関するアンケート調査で、派遣労働者の賃金が平均月額20万6000円であることが分かった。
賞与・一時金の支給も約4割にとどまっている。同省がまとめた2005年の事業所規模5人以上の平均給与総額は月額33万4910円で、派遣労働者の賃金水準の低さが浮き彫りになった。
調査は、厚生労働相の諮問機関「労働政策審議会」の部会に資料として提出された。全国の派遣元事業所5000か所から派遣された労働者1万5000人を対象に昨年10~11月に実施し、2908人から回答を得た。
それによると、平均年収は291万7000円で、給与形態も時間給制が半数を占め、月給制は35%にとどまった。諸手当については、賞与・一時金の支給がある人が39・3%だった。
通勤手当を支給されている人も69・8%にとどまり、支給されている場合でも、実費相当分が支給されているのは62・3%だった。
派遣労働者の性別割合は男性が42・3%、女性が57・5%と、女性が上回った。10歳ごとの年齢別で見ると、30代が39・9%と最も多く、次いで20代が27・1%、40代19・4%、50代以上が7・6%だった。
2006/05/01, 東京読売新聞 朝刊,