海住恒幸の松阪市議会通信 

議員活動を通して、自治体議会や自治体のあり方を考えるブログ

市民参加の会議

2006年04月29日 12時32分28秒 | 自治体
議会通信23号、ただいま配布中。
「通信」に書いたのは、3月の議会でわたしが行った質問や質疑が中心です。まだ、「北風と太陽」にこだわってしまいますが、テーマはズバリそれ。
きょう(4月29日)、『月刊 地方自治 職員研修』5月号をぱらぱらめくっていたら、3月の一般質問で取り上げたテーマと関わる記事が載っていました。
一般質問でわたしは、市役所の職員が市民を交えて開催する会議で十分な説明能力がないと言って、いくつか例を挙げました。『月刊 地方自治 職員研修』に載っていた部分は、わたしが言いたかった部分とドンピシャですので、引用します。

「グッド・ファシリテーターへの道 〈ツボ・その5〉日本語同士を通訳する」((山路商事・都市建築設計室長、山路清貴氏
    〜『月刊 地方自治 職員研修』5月号 84ページより〜
「会議などで用意された資料の説明がなされる場合、まるで説明することだけが自分の責任であり、理解していただくことは二の次とでも思っているのではないか、という方に出会うことがある。悪意をもってわざと煙に巻くような説明をしようとするのは論外として、懸命な説明をしているのに通じていない方もいる。そうした場合、説明が下手というよりも、説明者本人はその内容をわかりすぎているため、いくつかの前提を聞き手もわかっていると錯覚してしまうことに原因があることが多い」

松阪市にはけっこう市民参加の会議(審議会etc.)があります。その場合、市の職員が提案資料の説明にあたることが多いのですが、説明が棒読みになったり、やたらと長かったりで、聴いている市民の側にはわかりにくいものです。考えるところ、あの説明のスタイルは、議会の本会議や委員会での説明のときとまったく同じなんですね。
議会での説明(例・議案説明)は、理解に苦しむ典型のような説明です。それに準拠されてしまったとしたら、果たして市民は・・・・。