かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

金色のキャベツ

2015-10-20 20:46:19 | 旅行
ナッシュマルクトを抜けて、通りを渡ると、この建物に着く。


金色のキャベツのような物体が印象的なこの建物は、セセッシオンという。
てっぺんにあるのはもちろんキャベツではなく、月桂樹の葉っぱである。


キャベツの下には、何やら文章が書いてある(読めない)。

ガイドブックで調べたら、
「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」というスローガンだそうだ。

セセッシオンは、「分離派」と呼ばれるウィーンの芸術家集団による展示場で、
19世紀末に建てられたものだそうだ(1897年ごろらしい)。
わたしは美術館や博物館が大好きなくせに、芸術のことにはあきれるほど暗い。
だから、分離派と言われても何だかわからない。
「なるほど、これが分離派か」と、よくわからないながらも納得して建物を眺める。



建物内部には、『ベートーベンフリース』(Beethovenfries)という
グスタフ・クリムト作の壁画があることでも有名だ。
見てみたいと思うが、手持ちのお金が少々寂しくなっているので、入るのを断念する。

建物の外側には、何やら曰くありげな像もある。

わたしと同じように、中には入らずに写真を撮るだけの人がいる

この後は、リンク内側へと向かう

ナッシュマルクト(3)

2015-10-19 21:44:39 | 旅行
冷房の効いた店から出ると、やはり暑い
前年のような(40度近い)猛暑ではないが、日差しは強く、日なたでは暑い。


ナッシュマルクトの中をさらに進んでいく。
果物が新鮮で美味しそうである。


生鮮食料品だけでなく、他国の食料品も扱っていると前に書いたが、
ここは韓国の食料品店である。
ハングル文字を見ると、懐かしい感じがする。


ここはガイドブックにも載っている、酢の量り売り店である。
ガラス製の入れ物の下部に蛇口のようなものがついていて、ここから酢を出す。


出口(地下鉄駅近くとは反対側)付近で、こんな看板を発見する。
巻き寿司を箸で食べようとしているお姉さんの服装は、良く見るとチャイナドレスである。


寿司は、墺国をはじめヨーロッパでも健康食として人気があるらしい。
ただし、ドイツ語では語頭の『S』の文字は『ザ行』で発音するので、
「スシ」ではなくて「ズシ」という発音になる。

これは出口から振り返って撮したナッシュマルクト。
右側にある魚の形をしたロゴの店は、ノルトゼーという魚料理のチェーン店である
この時点で午前10時台なのだが、あと1時間後ならば寄って食べていただろう。
(ガイドブックに載っていた魚のムニエルが美味しそうだったのだ)


ナッシュマルクトを出て、旧市街(リンク)方面に歩いて行くと、目の前にこんな建物がある。


ナッシュマルクト(2)

2015-10-18 10:40:18 | 旅行
ところで、ナッシュマルクトとはどのような意味なのだろうか。
ドイツ語のnaschen「つまみ食いする」の語幹naschに「市場」を意味するMarktをつけた名称で、
「つまみ食い市場」という意味になるのだろう
わたしにぴったりの場所である

市場の中ほどにショコカンパニー(Schokocompany)という店がある。

墺国のチョコレートメーカーの商品を扱う店である。
中に入ると、取り扱う商品の性質上、エアコンが効いていて涼しい。
朝食が軽めだったので、小腹が空いていて、いろいろと目移りする
時間をかけて物色して購入したものは、以下の通り
CDジャケットサイズのチョコレート(中にはCDの形をしたイチゴ味のチョコレートが入っている)

2枚組のチョコレート(中身はマンゴー味とココナッツ味)

普通のミルクチョコレート

ホットチョコレート用バー5本組

パッケージのイラストが凝っていてかわいい

また、この店には商品を紹介するチラシの他に新聞も出している。


ドイツ語で書いてあるので、簡単には読めないが、フェアトレード製品であることはわかる。
(チョコレートのパッケージにも明記してある)

ガイドブックには、「夏場はチョコレートアイスが食べられる」と書いてあるのだが、
ドイツ語で何と言って頼んだら良いのかわからないので、ホットチョコレートを注文する。
これがホットチョコレートである
小型のチョコレートバーに、ホットミルクが添えてある。

わたしが頼んだのは『Chile Bird's Eye』という名前だ。
バーをそのままミルクに入れて溶かし、小型の泡立て器のような形のマドラーでかき混ぜて飲む。


甘さと少しばかりの苦みの他に、スパイスが効いていて美味しい

この店で扱っているツオットというメーカーのチョコレートは、ネットショップもある。
帰国したらアクセスして、注文したいと思う。
(Facebookのページもあり、現在フォローしている)



ナッシュマルクト(1)

2015-10-17 10:53:25 | 旅行
地下鉄4号線でリンク方面に向かい、1つ目のケッテンブリュッケンガッセ(Kettenbrückengasse)で降りる。
地上に上がると、そこはナッシュマルクト(Naschmarkt)の入り口である。


ナッシュマルクトは、食料品市場で、生鮮食料品の他色々な国の食料品も売っている。
韓国の南大門市場に似ている。
観光客向けになってきつつある点も、似ている。

地下鉄駅の近くの広場では、のみの市をやっている。
毎週土曜日に開催されているらしい。

衣料品などを売っている。

ナッシュマルクトの中に入るとこんな感じである。

川沿いの二本の通りの間に、店がたくさん集まっている。
地図で見ると、地下鉄の路線に沿ってNaschmarktの表示がある。
ケッテンブリュッケンガッセ駅から次のカールスプラッツ駅までの区間の半分くらいである。
途中1本の道が横切っている場所があることから、数ブロックにわたる細長い市場だとわかる。

ガイドブックの説明通り、野菜や果物、肉類やその加工品、チーズを売っている店が並んでいる。

一瞬心が動くが、この後の買い物ツアーに持ち歩くことを考えると傷みそうなので、買うのはやめる。
わたしと同じような出で立ちの観光客が多い。
生鮮食料品だけではなく、香辛料や輸入食料品も扱っていて、
どこからかスパイスの香りがしてくる。
行ったことはないが、インドの街角みたいだ。

3日目の朝

2015-10-16 22:36:22 | 旅行
8月2日土曜日
朝7時に目覚める
テレビを見ながら、ゆっくりと身支度を調える。
ここウィーンでも、グラーツと同じ番組が見られる
つまり、朝は子ども向け番組か風景ビデオ(+天気予報)かテレビショッピングである
ただ1つだけ、ニュースワイドというか情報番組を放送しているので、それを見る。

8時に朝食をとるため、1階のレストランに降りていく。
このホテル(ホテル・アナナス)は、部屋数では墺国最大級のホテルだとガイドブックに書いてある
それを裏付けるように、朝食フロア(レストラン)はいくつかの部屋がある。
空いた席を見つけて座ると、すぐにボーイさんがコーヒーか紅茶を注ぎにきてくれる
この日の朝食は、ゼンメルとキプフェール(どちらもパン)、ハム、チーズ、ココアケーキ、
シリアル(+ミルク)、ヨーグルト、ピンクグレープフルーツジュースにコーヒーである

キプフェールというのは、クロワッサンの原型とも言われるパンで、
クロワッサンほど油っぽくはない。

この日の予定は、がっちり買いまショー(買い物)である
と言うのも、墺国をはじめヨーロッパでは、日曜日はどこも定休になってしまうからである
もちろん、レストランなど飲食店や、駅などにあるスーパーの一部は営業しているが、
後者は営業時間が短い。
もっと言えば、土曜日も店舗の営業時間が短く、夕方6時ごろには閉まってしまう。
ほぼ年中無休で、夜遅く(と言うより明け方まで)店が開いている韓国とはえらい違いである。

9時半ごろホテルを出て、地下鉄駅に行く。
駅前には、無料新聞(タブロイド)があるので、1部いただく。