かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

2016 South Atlantic Regionals (後編)

2015-10-25 20:19:35 | フィギュアスケート
ノービス男子はSPだけアップされている。
(フリーを早く見たいのだが、たぶんスケアメがあるので、まだそこまで手が回っていないと見た)
南大西洋地区のノービス男子は5人である。
これが女子ともなると、ジュベナイル・インターミディエイト・ノービスでは予選があり、
そこで勝ち抜いた20数名だけがSPとFSを滑ることができる。
結構狭き門である。
北米では男子にはフィギュアスケートは不人気なのだろうか。
それとも、体型や環境の問題もあるのだろうか。

ジュベナイルの動画を見たときも思ったが、ノービスの5人は『初心者』の名称にそぐわない大柄な選手ばかりだ。
アメリカでは、選手のクラスを年齢ではなく技量で分けるために、こういうことが起こるのだ。

1番滑走は、ピーター・リュウ(Peter Liu)選手である。
例によって、先生はフェンス際で見守っている。

2つ前のシーズンでは、初めて全米予選から本戦に進み、
インターミディエイトで4位(ピューターメダル)を取ったのだが、
その時はあまり大きな選手という印象はなかった。
昨季はノービスで全米6位になったのだが、少し背が高くなったかという印象だった。
同門のデヴィッド君(この後滑る)よりも小さかった。
しかし、動画を見て「あれ、でかくなってね?」と思った。

少し前に、墺国の大選手だったシューバさんがクラブを訪れた際に撮った写真をFacebookで見たのだが、
横に立っている先生の肩の高さをとっくに追い越していることからして、170cmはありそうである。

曲も衣装も昨季と同じものを使用しているが、演技内容はずいぶん違っている。
昨季フリーはLz,T,Sの3種しかトリプルジャンプがなかったのに、今季はAを除く5種類入っている。
ショートでは3F-2Tのコンビネーションをきれいに決めた。
が、続く3Lzで転倒してフェンスにぶつかる(これは立ち上がった直後の写真)。

ジャンプは少し残念だったが、スピンやステップは昨季よりもはるかに上手くなっている。
特にスピンは、軸がぶれてトラベリングが多かったのが改善されている。
練習したんだなあと思う。
決めのポーズは同じである。

ルッツの転倒が響いて、5人中3位であった。

4番目に滑ったのがデヴィッド・シャピロ(David Shapiro)選手である。
デヴィッド君は昨季から先生に習い始め、昨季は全米インターミディエイトで5位になった。
今季からノービスに上がっている。

写真でわかるように、とても脚が長い。
曲を聴いて驚いたのは、先生がかつて使っていた「月光」(by ベートーヴェン)だったことだ。
ところが音響係がミスしたらしく、途中から音楽が鳴ってしまう。
デヴィッド君は苦笑いしながら音響係の所に行く。

気を取り直してもう一度。

デヴィッド君は長い手足を上手く使った美しい滑りをする。
ジャンプは、昨季は2回転までだったが、今季はフリーで3種類の3回転を入れてきた。
ジャンプの難易度が低いのをカバーするために、両手を挙げて跳ぶが、これがまた美しいジャンプなのである。
演技後半では、こんなこともやっていた。

残念なことに2回転倒して、4位でショートを終える。

この後、フリーの動画を見るのが楽しみである。

追記:スケアメことスケートアメリカ(グランプリシリーズ初戦)で、応援しているマックス・アーロン選手が優勝した。
信じられないことに、テレビ朝日は、彼のショートプログラムを(地上波で)放送しなかった。
おかげで、テレ朝のマスコットキャラクターのゴーちゃんのTwitterにまで文句のリプが入っていた。
そこまでやるのはいかがなものかと思うが、気持ちはわかる。