かへる 東の国探訪記

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ケルントナー通り(1)

2015-10-23 21:51:13 | 旅行
オペラ座の側を通り、いよいよケルントナー通りに入る。


通りの『ケルントナー』という名前を聞いて、
「そうかケルンに行く道か」と思ったのは内緒である
昔々、ウィーンの市街地が城壁で囲まれていた頃、
オペラ座付近にあったケルントナー門と町の中心を結ぶ通りであった(と、Wikipediaに書いてある)。
ケルントナーの名前は、どうやらここからケルンテン州を通ってイタリア方面に向かう道が出ていたことに由来すると思われる。

買い物をするのに、手持ちのお金が少々寂しいので、
街中の両替所兼観光案内所で日本円をユーロに替えてもらう。
ついでに、地図オタの血が騒ぎ、観光地図を2種類買う。
どちらもウィーン旧市街が鳥瞰図で描かれている。

ケルントナー通りのうち、歩行者専用なのは北側の半分だけである。
そのホコ天部分はアスファルトではなく、歩道のような石の道である。
確かにこれでは車は走りにくかろう。

いかにも歴史がありそうな様式の建物なのに、看板や入っている店は現代のものなのが面白い。
ただし、その建物からして、実際には第2次世界大戦後に建てられたか復元されたものが多いと思われる。
(空襲を受けて、街が瓦礫の山になったはずだ)


土曜の午前中のためか、人がたくさん歩いている。
通りのあちこちに休むためのベンチや植え込み(その周りに人が座れる場所がある)がある。
また、カフェが座席を出していたりもする。
店は、観光客向けの土産物店が並んでいるのかと思いきや、
カフェや衣料品店やドラッグストアなどがある普通の店構えである。
1枚目の写真を良く見ると、スター○ックスもあるのがわかる。
カフェ激戦地であるウィーンの街で、わざわざ入る人はいるのだろうかと思うが、
それなりに需要はあるらしい。
というのも、墺国には普通のアイスコーヒーというものはない
アイスカフェ(EisKaffee)という飲み物はあるが、
それはバニラアイスや生クリームがこれでもか、と入ったコーヒーである。
前年、ドナウ川下りの船内にて飲んだのが、このアイスカフェであった。
あえて説明するまでもないが、とても甘い。
だから、観光客が飲み慣れているアイスコーヒーを飲みたいと思ったら、スタ○に行くしかないのである

つい先ほどホットチョコレートを飲んだばかりなので、カフェには寄らずに歩く