夜のグラーツ大冒険（５）

Ｋさんのお友だちを待っている間に、ＫさんやＺさんと話に花が咲く。

今日、シュロスベルクなど、いくつかの名所を回った。
昼食にＳさんの店に行ったら、Ｓさんは不在だった。
Ｋさん曰く、「Ｓさんはウィーンでの合宿に指導者として参加している」とのこと。
Ｓさんは彼らの（墺国での）コーチなのである。
（注：この後、彼らは練習拠点をグラーツからドイツに変更している）

ＫさんとわたしのFacebookでの共通の友人であるＲ氏の話題になる。
何と結婚するそうだ。
この後、母国のイギリスで行われる結婚式に２人とも呼ばれているそうだ

墺国の選手たちの話題もでる。
Ｋさんと同い年のマリオ君はもちろんだが、３歳年上のマヌさんも現役を続けるということだ。
２ヶ月ほど前に、私の好きな選手が引退を発表したので、
同年生まれ（学年とスケート年齢は１つ違う）のマヌさんもてっきり引退だと思っていたので嬉しい
その引退したＰ先輩であるが（Ｋさんとはとても仲が良い）、
現在は所属していたクラブでコーチ稼業まっしぐらである。
教え子のピーター君の話も出て、Ｋさん曰く「滑りが先輩そっくり」だそうだ。
それは、Ｐさんのお母さまも同じことを言っていたし、
わたしもその半年前に全米選手権の動画を見たときそう思った。

10分位して、友人のＡさんＳさん夫妻が到着する。
Ａさんはスコットランド出身で、日本やオーストラリア（コアラやカンガルーのいる方）に
住んでいたことがあるそうだ。
奥さまのＳさんは日本出身である。
お二人はグラーツ在住である。
Ｋさんたちと知り合ったきっかけは、前年（2013年）に行われたアイスチャレンジに
お二人がボランティアとして運営に参加していたことだそうだ。
（帰国してから、お二人とＲ氏が客席にいる写真を見つける）
2013年のアイスチャレンジといえば、安藤選手が出ていた大会である。
Ａさんは安藤選手とのツーショットを見せてくれた（うらやましい）

Ｓさんとは、久しぶりの日本語の会話が弾む。
「グラーツはこんなに見所が多くて良いところなのに、ガイドブックにはあまり載っていませんね」
「そうですよね～。それどころか、ケルンテン州も少ないですよね」
などという内容の会話である。
Ｓさんはさらに「この時期のグラーツは晴れの日が多いのだけど、なぜか昨日から雨が続いている」と言う
その雨はわたしが呼び込んだものだとは、どうしても言えない