きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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花嫁の父(祖母の父)     田添明美

2023年05月12日 10時57分26秒 | 「いたずら」田添明美

ここ数ヶ月(絶筆)という言葉が浮かんでいた。
階段下の物置の1番下から1品を引き抜くと、
それが支えになっていたらしく、全てが崩れ、
仕方なく全てを出して整理し直していると。

半年位前、パネルを15枚程捨てたのに、未練がましく
大中小4枚のパネルが残っており、その奥にイーゼル
筆洗バケツの中に、刷毛・筆・菊皿・スポンジ等が
しっかりと残されていた。

(絶筆)は、絵で行こうかと思ったが、絵は最後が30代。
しかもここ10年、手の振顫が悪化し、面相筆は無理だろう
が、(木炭ならば、いけるかも)と思い直した。

祖父母は、夫々の父親が議員をしていた関係で結婚した。
祖母は自分の父の事をこう、繰り返し語った。
「村に水道も電気もなかったので、私財を抛ち尽力した結果
実家は破産した。皆は喜んだが、家族は、困った」

母が亡くなった際、実家から古いアルバムを4冊貰った。
そこに、モデルにしたい曽祖父がいる事を祈った。

1枚、集合写真の中の中央に、花嫁姿の祖母がおり
そこは祖母の実家の縁側らしく、全員が黒の着物で正装し
立ったり座ったりする中、曽祖父は花嫁姿の祖母の左に
座っていた。

彼は50代だろう。よろよろの72才が、50代を
描けるのか、連日緊張して描いた。
木炭下書き2週間、着色1週間。

 

              


麦秋

2023年05月12日 10時04分19秒 | 写真画像
今朝の雨上がりのポタリングでの撮影です。
毎年この時期に撮っている麦秋。
そして和光樹林公園の小さな小さな花。たぶんハナヤエムグラ(花八重葎)。雨粒でびっしり覆われています。
タンポポの綿毛の種が残り5粒。
最後のは,何故こんな写真を撮ったのだろうか? 自分でも疑問の1枚(^o^;)。
 
 
 
 

「上野トイレミュージアム」

2023年05月08日 11時38分29秒 | 写真画像

昨日の「芸大コレクション展」最終日の帰り,上野公園のトイレに寄ると,

ビックリの内装で,これも撮影してきました。

「上野トイレミュージアム」という芸大の生徒たちの企画で出来たトイレと

いうことでした。男女だけでなく動物の消化器官も描かれてましたが,

間違えないように,人間専用です。

タイルにもちょっとした落書き風の模様がありました。

女性用のトイレはちらりと見えた感じでは,また違った壁画のようでしたが,

さすがにこれは中に入って撮影できません。

 

 

 

 


「芸大コレクション展 2023」の最終日

2023年05月08日 10時50分58秒 | 写真画像

昨日の午後,久しぶりに会う友人と「芸大コレクション展 2023」を観に行くことに

なりました。西洋美術館の入口のベンチは雨をしのげるので,そこで待ち合わせ。

すぐに友人が到着し,大雨と水たまりだらけの中を芸大美術館に向かいました。

展覧会の最終日です。途中少し迷って,通行中の若い男女にスマホで

検索して教えてもらい,更に濡れることになりました。私もiPadを持って

いたのですが……(−o−)。

 

芸大美術館は2回目ですが,今回も充実した内容でした。カメラ禁止マークが

ある以外は自由に撮影でき,マスクの有無も自由とのことで,いくつか撮影できました。

帰りは食事もし,何か月振りかでビールも楽しみ,充実した時間でした。

 

撮影の画像は,順に……

上野駅 公園改札口

西洋美術館の雨中のロダンの「カレーの市民」

板谷波山「元禄美人像-1894年」

青木繁「自画像-1904年」(何故か,藤田嗣治は撮影禁止でした)

山崎隆之「重要文化財木造千手観音推定復元像-1967」

荒井由実 乾漆の「ひろがる-2016年」(ユーミンと思わず紹介しそう)

最後のは芸大の校内の老木です。セミの時期の賑やかさが想像できる光景でした。

 

 

 

 

 

 

 

 


町田康/「湖畔の愛」「告白」「宿屋めぐり」   田添明美

2023年05月05日 11時20分47秒 | 「いたずら」田添明美

夫が20年以上振りに、図書館で借りてきてくれた本の中に
「湖畔の愛」があり読了して、のけぞった。
あの、若かりし彼は、どこへ行ったのか。
自分の昔書いた詩行(いわぬが花でしょう)が数ページの
中に、(3回)挿入されている。

私は昔図書館通いで、彼を受賞前から(この人はすごい)と
認め、その後彼は小説でも詩でも受賞を繰り返した。
一体どうなったのか、調べると、彼は現在61才。
上記の本は5年前に出版され、最後に受賞したのは15年前

顔も調べると、背の高い威勢のいい美少年だった彼は、
坊主頭で痩せたメガネ姿で、一見病人のように見える。

まず「告白」を予約して読み出したら、河内弁の面白さと
「まままままままままま」という絶妙な間に、
疲れているのに長編か)と読み続けたが、本半分で
(しつこい・くどい・ながすぎる)と本を投げ出したり
拾い上げたりしながら、読了し、高熱が出た。

高熱が去ると「宿屋めぐり」を開き(また長編か)と
読み続けたが、本半分で
(しつこい・くどい・ながすぎる)と本を投げ出したり
拾い上げたりしながら、読了し、血尿が出た。

今後を期待したい。