★★★相馬弁研究所★★★

影武者所長による相馬弁講座や相馬地方の紹介…つうか、前代未聞・抱腹絶倒の方言エンターテイメント!!

徒然草 (第52段 仁和寺にある法師)

2006-10-17 21:17:49 | 相馬弁で読む名作文学館
【原文】
仁和寺にある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩よりまうでけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。
 すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。

【相馬弁】
仁和寺(にんなじ)さ、ある坊さんが居でヨ、ほの坊さん、としょり なんだげんちょ、今まで石清水(いわしみず八幡宮)さ、参拝してねがったゴドをずぅ~っと気にしてだんだ。
んだがら、ある時、急に「よ~し。んじゃ、行ぐが!」っつって ひとんじぇ 歩ってお参りさ行ったんだしけ。
んで、(石清水八幡宮のトボグヂ(=入り口)さある)極楽寺だの高良だけ拝んで、「よしっ!拝んだど!」っつって、帰ってきちまったんだしけ。
 んで、ほがの人さ
「いやぁ~。ずぅ~っと気になってだげんちょ、ついに達成したど。いやぁ~、評判以上に、いがったど!
 んでも・・・なんか、参拝に来てた人だぢ、みんなして 山の上さ登ってったんだげんちょ、
・・・山の上さ、ナニあっただ?ちんと気にはなったげんちょも、オレは参拝が目的だったがらな。山の上さは行がねがったど。」って言っただしけ。

・・・ちんとのゴドでも、案内係りは必要だっつうゴドだな。(石清水八幡宮の本部は、山の上さあんだど)

【所長の結論】
いやぁ~・・・いいなぁ~。いいキャラしてっとな。仁和寺の法師。
仁和寺さは、この法師のほかにも、酒飲みんトキ、ぎすって鉄製の鼎を無理矢理かぶって踊ってだら、抜けねぐなっちまった~!!っつう、間抜けな法師も居だみでぇだしな。(53段)

いいなぁ~。仁和寺。これから「仁和寺の法師」っちゅうフレーズ、流行らせてぇな。

「ナニ?オメ、札幌さ泊まったのに、ススキノさは行がねがったの!?
仁和寺の法師』みでぇだした!」・・・なんてな。

ほんじゃ!!(^^)v

ここ、ポチっと押すの忘れんなよ~!!


//////////////////////////////【CM】//////////////////////////////






【おまけ】

※この研究所内で使用されているコトバで、わがんね~コトバがあったごんじゃら、コゴさ行って、自分で調べるように!!
  ↓


※コゴ押せばトップページさ戻れっと→
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする