MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

箱灸におすすめのもぐさ~陰極まりて陽に転ずる?~

2015-10-02 12:45:53 | 鍼灸術・手技療法術
「山正 並温灸」。これまで試した中では箱灸用に最高、最適であった。陰極まりて陽に転ずるを実感する。

「山正 並温灸」というもぐさ、国産もぐさなのだが、教科書的なもぐさの基準で言うと(この基準は点灸用なのだが)粗悪品を通り越して、もぐさと言っていいのか?と思えるもぐさである。具体的には、葉や茎の部分が多く、蓬を干しただけ?と思える代物である。

しかし、である。箱灸という使い方に限定すると、ゆっくりと燃えるので、温熱の持続時間がもぐさとしては別格に長く、またゆっくりと燃えるがゆえに、煙も少ない、トータルでは同じなのだと思うが少しずつなので気にならない。という箱灸に最高、最適なもぐさである。価格も定価で5kgで20000円ほどである。

これまで、少し値段が高くても、温灸用の良いもぐさを!と探して試して来たのだが、安価で、試すのを躊躇われるくらいの粗悪品もぐさが、箱灸には最高、最適であったとは、、、。弁証法的に言えば、すべては条件次第。両極端は一致する。東洋医学的に言えば、陰極まりて陽に転ずる。であろうか。
「山正 並温灸 」。点灸用もぐさの基準では、葉と茎が多く、粗悪品の極みであるが、温熱の持続時間は40分以上あり、かつ煙が少ない。箱灸という条件に限れば、自身の試した中では、最高、最適のもぐさである。

但し、その時々の煙の量が少なく煙たくないとはいえ、煙の総量としては同じ、かつ葉や茎の部分が多いので、身体に燻された様な臭いが付く。また、喘息等があると厳しいかもと思う。
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