みなさんこんにちは。
さて、関東地方では桜もピークを過ぎ、柔らかい緑の葉が目立つようになりました。
今日 4/10 は、僕にとっての『限定解除記念日』です。
大学4年になってまもない21歳のきょう 4/10、大雨が降る府中試験場にて、ナナハン免許を取得することができました。その前の年から受験を重ねること5回目での合格でした。ほんとうはそのひと月前の 3/10、自分の名字「サトウ」の日に受かりたかったのですが、そうそう甘くなくその日は途中で検定中止。一ヵ月後の 4/10、「死闘」のあげく 20年前の本日、晴れて限定解除をはたしました。
この年の2月は大学の試験期間にもかかわらず(笑)、当時、大泉学園にあった都民自動車教習所にナナハンの練習に足しげく通いました。この年はたしか、雪が積もる日が多かったのですが、朝いちで教習所へかけつけ、ボランティアでコースの雪かきをし、1時間、無料で練習させてもらう、なんてこともありました。練習車両は CB750F がメインでした。はやる気持ちだけはバリバリ伝説のコマグンでした。;-)
このころ、都民教習所に入所するともらえる青いライディングジャケットは「ちゃんと練習した証」として試験官にはプラスに見てもらえる、ということで、受験の際にはこのジャケットを必ず着ていったものでした。20年前の 4/10 の土砂降りの雨のなかでも、カッパは着ずにこのジャケット着用だったことを覚えています。
試験車両は写真のホンダCBX750 ホライゾン。アップライトな乗車ポジションとギアポジション表示のある、ほんとうに乗りやすいバイクでした。これで走ると合格しやすい、などと言われ、当日これに当たったときは「やった!」と思ったものです。
早鐘のように鳴り続ける心臓のまま、無我夢中でコースイン。濡れた路面の急制動でリアタイヤがロックしたことを感じ、「しまった!」と思いましたが、検定中止の放送もかからず完走。どきどきしたまま、降車、一礼をして試験官に呼ばれます。すでに心臓はバクバク。すると、夢にまで見た
「これからも安全運転するんだよ」
の試験官のお言葉とともに、黄色い『安全の冊子』をいただき、ついに限定解除に成功いたしました。
#当時は、この『黄色い冊子』は限定解除の象徴でした。
あれから20年。大型バイクは、
・GPX750
・ZZR1100C1
・FJ1200ABS
・GSF750 1代目
・GSF750 2代目
・FZS1000
・XJR1300
と乗り継いできました。しかし、年月が経ち、多くの車歴は重ねてもあの雨の日の限定解除の喜びはぜんぜん色あせません。
この気持ちを大切に、また新しい気持ちで丁寧にバイクと付き合っていこうと思う、 4/10 なのでした。
***
限定解除は中免取得から半年後でしたが、その後、自己流の乗り方でおよそ10年、ツーリングやキャンプを楽しみながらあちこち走ったあと、僕は「講習会」に出会います。
今までそこそこ乗れていたつもりの自分の自信は、砧で完全に打ち砕かれました。
「うわ、めっちゃ下手やん俺。」
奥多摩でステップ摺っただの、ヒザ摺った、だのと言っていた尻の青い日々が可愛らしく思えてきました。:-) バイクの本質を学び、本当に実践的な乗り方を習うあちこちの講習会やスクールに出会うまでの10年、無駄ではなかったですが、遠回りであったとは思います。
最近、HMS や神奈川の講習会で出会う、
「免許をとって、バイクを買う前に参加してみました。」
「バイクは買ったけど、運転が怖いからネットでスクールを探して参加しました」
という若いライダーさんたち、本当にラッキーで幸せだと思います。そういうみなさんは、最初からぐんぐんと上達し、若くしてさらに次世代の仲間にその安全マインドを伝えることができることは大変素晴らしいことだと思うのです。
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私も苦労して取得したクチです、別名「ナナハン免許」。
合格日は忘れました。昭和59年の1月か2月ごろで14回くらい受験したような。車両はスズキGS750Gでしたね。
「ホライゾン」は22年前に初めてのHMSを鈴鹿で受講したときに乗りました。確かに乗りやすいバイクだったと思います。しかしその時は自分の下手さ加減に気づかずHMSもそれっきり…
自信が崩れ、技量のなさに気づいたのは8年前に二輪車大会の代表選手に選ばれてからでしたね。選ばれる前に気づかないの?といわれそうですが、やはりそれまでは、そこそこ乗れていたつ・も・り・でした。
現在は指定教習所にて大型二輪免許も取得できます。おそらく取得する人のほとんどが、検定に合格し免許を取得することが最終目標になっているように思います。しかし免許を取っただけでは、本当にバイクを乗りこなすには技量不十分であり、取得してからがスタートだと私個人は思っております。
ツーリングやカスタムなど二輪車の楽しみ方もそれぞれの個人でいろいろですが、ぜひ「技量アップ」の楽しみも多くのライダーに知っていただき、安全で楽しいバイクライフに繋げてほしいです!(長文にて失礼しました。)
僕も昨年の4月にZRX400を衝動買いして、本格的にバイクに乗り出して一年が経過しました。
つるばらさんのBBSで大型取得物語を書き込みさせて頂いた様に、昨年の10/31に事前審査を受け11/30にやっとこさ8回目で見事合格致しました。しかも試験官は、ホワイトエンジェル講習でお世話に成った元白バイ隊長のTさんでした。本当に愛情を感じる様な指摘とサプライズに感謝です。うれしかったですね~、不合格者から呼び合格者を最後に呼ぶなんて、今でもドキドキしてしまいます。「YOUさ~ん、返す物は有りませ~ん。合格です。1,600円の証紙を買って来てね~」の言葉忘れません。後、「今回は合格だけど、一杯練習して上手くなりましょうね♪」え~実行していますよ!!ホワイトエンジェル講習は抽選漏れですが警視庁の講習カードは、等々5枚目に突入です。
バイクテクニック練習すればする程、奥が深く終わり無き目標です。
もちろん、安全運転につなげることは当然としても、それと同じくらい、ただもう単純に「バイクは、上達すると面白い」ことを知ると、俄然、楽しくなってきますしね。
ぼくらができることをひとつひとつ、真摯にやっていき、それを真似する人が少しでも増えればいいな、と思うのです。
◎YOU さんのように、免許取得直後から、そういう「その先にあるもの」に気づくことは、幸せなことだと思います。文中でも書きましたが、ぼくはスクールに出会うまでに、暗中模索と「単なる慣れ」にいろどられた十年の月日が経ってしまいましたから。
それでもなお、「遅すぎる」ということはぜんぜんないですし、「ここが終わり」と定めるのは、バイクに乗らなくなったとき、なんでしょうきっと。それまではずっと、奥深く、マイペースでの訓練を続ける面白さ、はホント、色あせないのだと感じます。
以前、つるばらさんのところで、ご挨拶させていただいていたと思います。
私は教習所組みですが、大型二輪の教習所に通っていたことは、とにかく直パイが下手で、人には言えないくらい時間が掛かりました。
昨年から急にライディングがおかしくなり、藁をつかむ思いで、通い始めた砧。これからも当分砧通いが続くでしょう。
相変わらず上達しませんが、講習会に参加することにより、以前よりは運転中に余裕が持てるようになりました。この余裕を自己防衛のために役立てられるよう、もっと技術を磨きたいです。
相模原在住のこばやしと申します。
昨秋くらいからこちらを拝見させていただいております。神奈川の講習へは昨年、職場の先輩に誘われて参加しております。今度の土曜は当選しましたので、ご指導、よろしくお願いします。
大型二輪は、私は昨年暮れに取得できました(普通二輪は2年前に取得)。それなりに苦労はしましたが、講習で教わったことがとても役立ちました。97年以前でしたら、永遠のあこがれで終わっていたと思います。
還暦の父は、18で普通自動車取得でしたので、いわゆるポツダム免許で、なにもせず大自二が記されています。うらやましかったものですが、やはり適切な技量はきちんとつけてから乗るべきだと思うと、教習所で最低限の扱いを教われたのは、とてもよかったと思います。
今年もできる限り、講習へ参加するつもりですので、よろしくお願いします。
はい。懐かしいのですよ。:-) そこからがスタートですもんね。
初心を忘れないでいたい、と思います。
◎ mawar さん:
> 運転中に余裕が持てる
これこそが、安全運転講習がめざすものです。速さはひとつの尺度とするなら、それのみを競う競技などではなく、公道では、「安全に確実に目的地に行き、無事帰ってこられる。そしてそれを自分のバイクライフが続くかぎり、実現する」というミッションを持ったものです。
そういう大きな目標の前には、限定解除なのか教習所でとったのか、そんなことは何ら意味をもたないと思っています。そこからがスタートだ、と気づいた者が、まだ気づかない者を啓蒙する。素敵なことですよね。
◎こばやしさん:
ようこそお越しくださいました。次回の二俣川、当選おめでとうございます(、と申し上げねばならぬほど人気が高く、皆様にはご苦労をおかけしてしまっており、心苦しいかぎりです。)
私どもスタッフも、気が付いたことはどんどん申し上げますので、目一杯、利用してください。僕がどの班を担当するか、は当日にならないとわからないですが、休み時間にでも僕を含め、指導員や白バイさんにどんどん話しかけてくださいね。
女性白バイ隊員のみなさんも、明るく素敵な方々ですし(爆)