スプール(糸巻き)

手作りが大好きです。パッチワーク、刺し子、ミシン・・・
孫たちとの時間も大切に毎日を丁寧に暮らしたいものです。

また悲しいお別れが・・・

2010年07月29日 | 日記
 友人が亡くなりました。

一ヶ月ほど前、電話で1時間もお話しました。
 「最近体の調子が良くなって やっと人と話す気になったの・・・」
 「リハビリの先生が変わったら歩けるようになったの・・・」
 「長男が 千葉の病院まで車で連れて行ってくれるの・・・」  
 「次男はしょっちゅう電話してくるの・・・・」
 「生きていますよ!そう云ってやるの」

彼女は一人暮らし、足を骨折してから大変でした。頑張っていました。
持病の喘息があり 何度も入院して 連絡が取れないことが多かったです。
私はご次男ご夫婦が 部屋を用意していてくれるし車で向かいに来てくれるし
「甘えたら!」と進言していました。

 「介護認定が軽くなったので自己負担でペルパーさんに来ていただいて掃除や買い物を  頼んでいるの・・・」

 「やっとパッチワークをする気になったわ!」
 「今度頑張ってお教室に行くね。」

彼女の住まいから教室まで1時間半はかかります。
 「エスカレーターもエレベーターも無い駅で二度も乗り換えしないと・・・」
 「無理しちゃだめだよ。今度お宅の近くまでみんなで出向くから一緒にランチしよう
  よ・・」

 こんな会話をしました。

 その彼女が 亡くなっていました。
 ご次男が 電話しても電話に出ないので来て見たらもう亡くなっていたそうです。

 ご長男は埼玉、ご次男は神奈川県、本人は千葉県 長年住みなれた所から離れがたかっ たようです。

 「暑かったから熱中症?」ご次男は「いいえ 心臓が・・・」「よくわからないで   す。」

 斎場には若かりし頃の彼女の舞台姿の写真がありました、
 チラッと元芸能界にいたと話してくれたことがありました。

 一緒に行った友人はその頃の写真を見せていただいたことがあり 原節子似のきれいな
 写真だったと話していました。

 昔、化粧品のモデルさんだったそうです。

 彼女は頭を紫にしたり緑に染めたりおしゃれでした。上背もあり立派でした。

 一緒に韓国に旅行したこと、名古屋に行ったこと ホテルが暗いと文句言っていたこと
 作った作品はみんなにあげちゃっていたこと。自分の作品の色が悪いと人のせいでし  た。
 時々、先生に逆らってハラハラしました。

 あんな遠くから頑張ってきていたんだね。

 お棺の中の彼女はほっそりしていましたが きれいでした。

 お通夜の帰り1時間半も彼女の噂話をして帰ってきました。

 あなたたちうるさいね!頑張んなさい! 11歳年上のお姉さんにしかられそうです。

 東京は今日は雨 涼しい一日でした。