「至福の味」(ミュリエル・バルベリ著)
寿命は、あと48時間。
そんなとき、何を考えるだろう。
この本の主人公、「世界で最も著名な美食家であり、また批評家」は、
子どもの頃に食べた、懐かしい味を探し出すのだ。
すごいな、美食家!
お話は、この美食家にまつわる人々(ペットの猫までが!)が
彼について、あれこれとそれまでの思い出を語るのだ。
・・・まあ、でるわでるわ、やな奴だったらしい、この美食家。
そして、死ぬ少し前に、何が食べたかったのか、思い出す。
・・・どこのスーパーでも売っているという「シューケット」というお菓子。
ちょっと、皮肉な結末だけど、案外、そんなものかも知れない。
ぜんぜん関係ないけど、わたしのおじいさんは亡くなる前に
「キャラメルが食べたい」と言って、おばあちゃんが買いに行ってる間に
息を引き取ったそうだ。
お酒が大好きだったらしいのに、なんでキャラメル?ってかんじだ。
やはり、懐かしい味だったのだろうか?
この本の著者については、なんの予備知識もなかったのだけど、
なんとなく読んでいて、きっと男性作家と思っていた。
ところが、まだ30代の女性だった。
小説という、つくりものの世界に、どんどん引き込まれた。
寿命は、あと48時間。
そんなとき、何を考えるだろう。
この本の主人公、「世界で最も著名な美食家であり、また批評家」は、
子どもの頃に食べた、懐かしい味を探し出すのだ。
すごいな、美食家!
お話は、この美食家にまつわる人々(ペットの猫までが!)が
彼について、あれこれとそれまでの思い出を語るのだ。
・・・まあ、でるわでるわ、やな奴だったらしい、この美食家。
そして、死ぬ少し前に、何が食べたかったのか、思い出す。
・・・どこのスーパーでも売っているという「シューケット」というお菓子。
ちょっと、皮肉な結末だけど、案外、そんなものかも知れない。
ぜんぜん関係ないけど、わたしのおじいさんは亡くなる前に
「キャラメルが食べたい」と言って、おばあちゃんが買いに行ってる間に
息を引き取ったそうだ。
お酒が大好きだったらしいのに、なんでキャラメル?ってかんじだ。
やはり、懐かしい味だったのだろうか?
この本の著者については、なんの予備知識もなかったのだけど、
なんとなく読んでいて、きっと男性作家と思っていた。
ところが、まだ30代の女性だった。
小説という、つくりものの世界に、どんどん引き込まれた。