TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

ファイナル・デッドコースター

2006-10-02 00:53:10 | 映画
凄惨な事故死の様子を、最新のCGで明るくリアルに表現する壮絶悪趣味ショックホラー「ファイナル・ディスティネーション」シリーズ。
初代の「ファイナル・ディスティネーション」(未見ですが…)、続編の「デッドコースター」ときて、まさかやるとは思わなかった3作目がこの「ファイナル・デッドコースター」です。
こういうゴア作品に確実な需要がある国って本当に素晴らしいデスネ!
ちなみにこないだテレ東で放送された「デッドコースター」は、事故シーンが編集され過ぎてて魅力のほとんどが消し飛んでましたので、アレは別物と思ってください。
<公式ページ>


さて、今回も基本的な設定はこれまでと同じ。
主人公達は予知夢で事故を回避するものの、「死の運命」とやらが大変なストーカー気質であられた為、どこまでもどこまでもどこまでも追ってきて結局は事故死させられる、そんな救いのない展開が毎度の如く炸裂します。

このシリーズの敵は姿を持たない「運命」さんですから、悪役退治みたいなことは出来るはずもないわけで、自然と見所は登場人物の死に様に集中。
前作もガラスにクシャッとサンドされたり、飛んできた有刺鉄線に肉体を横3枚おろしにされたりとバラエティ溢れる珍死シーンが満載でしたが、今回もそこは大充実。
予告にある通りトレーニング器具に頭をゴシュッと潰されたり、倒れてきた看板に身体半分持ってかれたりと、グロさエグさにおいては前作を上回るハッスル具合。やはりシリーズものはこうでなくては。
また、今回は事故が起こるまでのギミックがアホらしいほど凝っており、そのやり過ぎ感はもはやギャグ寸前。各方面で「ピタゴラスイッチ」と言われてますが、まさにあんな感じで、朗らかに「んなバカな」とツッコみながら死の瞬間を待つという歪んだオモシロさが味わえます。

今回は「写真に死のヒントが写っている」という新ギミックが登場。前作でも「予兆」の要素はありましたが、それがよりハッキリした形で提示されます。
そのヒントを元に事故を回避しようと主人公が奔走するわけですが、例によって全然相手にされなかったりヤブヘビになったりと、この辺りも非常に救いがなくて悪趣味映画の面目躍如です。

ヒントやギミックの伏線はしっかりと全部回収されてて、いやぁもうその凝りっぷりには感服するほかなかったです。


…んがしかし、今回「気を抜いてたらいきなり死ぬ」というシーンが全然なく、充分な「心の準備」が出来てしまう構成になっていたので、ショック度という点では大幅にパワーダウン。
全く注意してなかったらいきなりポカッとやられる、そんなショックもひとつやふたつあっても良かったのでは。
その分初心者にもオススメと言えなくもないですが、やっぱり物足りない感はありましたね。

とは言え安定して見られるショックホラーであることには違いないので、興味のあるかたは是非どうぞ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シリーズ (もじゃ)
2006-10-02 09:40:32
こんにちは。TBありがとうございます。

また1から見直したくなってしまいました。

これでシリーズ最後だっていうのはちょっと寂しいですねぇ。
返信する
Unknown ()
2006-10-03 23:50:59
こんばんはー。相互TBありがとうございます。

私も2を見直してしまいました。1もその内観たいです。

「最終章」なんてのはまぁ、シリーズ物の枕詞みたいなモンですから、忘れた頃にシレっと帰ってくるんじゃないですかね。区切り入れなきゃいけないような内容でもないですし。
返信する

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