TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

犬と私の10の約束

2008-03-09 01:00:07 | 映画
Niceわんこ!…わんこ以外はまぁ、その。
<公式サイト>


友人のお招きにより、人生初の試写会観賞。Angelqueさんあざっす!
上映直前のアナウンスにて紹介を噛みまくるお姉さん萌え。

さて、本作は「犬の十戒」をヒントに作られたわんこの映画。
わんこと少女の成長物語をまったり描きます。

基本的に最初から最後までかわいいわんこが出ずっぱりなので、わんこ派の人ならばもうそれだけでお腹いっぱい。
ちょこまか動き回るちびわんこも、なんでも背中で聞いてくれそうなビッグわんこもこの上なくカワイイ!
主演陣も実力派が多いので、わんことの自然な戯れを存分に堪能出来ます。
かつて犬を飼ってた人なら、永遠のお別れのシーンではボロ泣き必至。「いぬのえいが」もそうでしたが、やっぱりこういうシーンは反則デスヨ…

だからこそ、脚本と演出のグダグダ具合にはモッタイナイお化けも脱力します。
脚本にはわんことの暮らし以外にも、親子愛・淡い恋・夢と現実などなどやたら色んな要素がてんこ盛りされてはおりますが、そのどれもが「ありきたり」の域を出てないのであまり心に響きません。
たぶん「その全てをわんこが繋ぐ」って風に描きたかったんでしょうが…

また、友達の家にわんこを預けたはいいとして、その友達が引っ越す時にわんこどうするのか決めてなかったわけ?とか、ついさっき自分で階段昇ってたわんこが急に段差昇れなくなるって何?とか、気にしないようにするには少々骨の折れる奇妙シーンが多いのでどうしても現実に戻されてしまいます。

演出にしてもね、なんかいちいちクドいんですよ
ふつ~にわんこと一緒にいて和やか~にしてるとこ写せば充分だから!
CG丸出しのしっぽメトロノームとか要らねぇから!
ああいう「強引にいい話に見せる」演出はあざとさが見えて萎えます。
せっかくの美味しい桃にわざわざ生クリームをぶち撒けるような所業は勘弁いただきたいところ。

全くの余談ですが、ネコの十戒というのもあります。
こっちはどちらかと言えばネタ系ですが、個人的にはこっちのが読んでて違和感ないですね。
犬の十戒はどうしても理想化し過ぎな感があって…


とまぁちょっと辛口になりましたが、それでもわんこの愛しさは本当に素晴らしかったので、そこだけで充分満足出来る映画です。
が、話の整合性を無意識に気にしてしまったり、クドい演出が苦手なわたくしのようなタイプの人は、どうしても「…」な部分が多々出てくるかと思いますので、そこはご注意を。

まぁあとは、これの影響でレトリーバー飼う人が増えて、すぐ飽きられて大量に余る→保健所で…
という切ないコンボが決まらないよう祈るばかり。
そういうニュース度々見るけどほんとに悲しいからさ…


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