むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

未必の故意

2009年05月09日 11時03分04秒 | Weblog
米国が再び暴走している。
アフガニスタンで、米軍の空爆で100人以上が死んだ。
子どもも大勢含まれていた。
あまりに悲しい「子どもの日」……。

■AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2599881/4116951


「殺しながら助ける支援ってありうるのか」
(ペシャワル会の中村哲さん)

自国でインフルエンザの死者が1人出ただけで大騒ぎしながら、遠くの国では、空爆で無差別に殺しまくる矛盾。

「deeply deeply regret……」(クリントン米国務長官)
regretは何度繰り返しても、謝罪にはならない。


  ×   ×

元共同通信記者で作家、辺見庸さんの本を読み直した。
「いま、抗暴のとき」

最近、特に自分の考えや感情に自信が持てない。
けれど、あらめて思った。
声を上げ続けること、考えて踏みとどまることはやっぱり大事だと。



辺見さんは、自分にも他者にもかなり厳しい。
アフガン空爆もイラク戦争も、結局、黙っていれば、広い意味で支持しているのと同じだと。

「未必の故意」(結果が起きても仕方ないという意思)にこだわり続ける。