むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

16年目の言い間違い

2009年05月07日 12時08分55秒 | Weblog
あまり大きく報道されずに、ホッとしているのでは?


「ジャーナリストが変わった質問をするのは、『チェコスロバキア』だけではない」
麻生太郎首相が外遊中のチェコでの記者会見で、またまた意味不明な発言。


■時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050500381


93年に分離しているはずのチェコとスロバキア。
ユーゴスラビアほどバラバラになったのならば混乱するけれど、2国に分かれただけで間違えるだろうか。


「プラハの春」をはじめ激動の歴史を経てきた、チェコという国の尊厳まで傷つけただけでなく、ジャーナリストも小馬鹿にした発言。性質が悪い。
先日の中国での記者会見でも、現地の記者を軽く扱うような変な日本語を使っていた。



1年ほど前、上司の記者も何度も同じ言い間違いをする人だった。
僕がイラクに関連した外交原稿を書いていると、いつも「あの、イランの記事って、どうなった?……あ?え?、イラクだったっけ?」
政治家の海外同行を何度も経験し、自信たっぷりのベテラン記者。
自称「お友達」と呼ぶたくさんの政治家の名前は決して間違えないのに……。



いくら言い訳をしても、言葉は人の意識をどこか反映してしまう。