もう一つ那覇手と首里手の大きな違いの立ち方に、猫足立ちと浮足立ちがあるが今では猫足立ちが一般的だが、それ以前から伝わる首里手では足のかかとを少し浮かせるから浮足立ちと呼んで伝わっている。昔の人は、空手がこれほど世界に広まるなんて夢にも思っていなかったのだろう、だから言い伝えも適当に行っていたような節も時々見られるが、それらを沖縄から本土にわたって普及する先生方がそれぞれに考案されたのだろうと思っている。
私は九州の宮崎県で55年前に空手を習いそのころはフルコンタクトや松濤館流も登場していないころで沖縄空手の名残がずいぶん残っているころの空手である。
ただ50年ほど前に鶴見で近所の小林流の看板を掲げていた先生の型は同じ呼び名でも若干違うところがあったが、これはそれぞれに覚えればいいと思っていた。
私も現に稽古体制はボクシングの経験を生かしたものを取り入れたり現代にあうように工夫などをしているが、型はそのままの方がいいと思っている。
ただ形試合では現代の流れに沿った型もあっていいと思ってその道に詳しい人にお願いもしたりしている。
私の代の上杉会館は今のままだが、次の世代の人はそれぞれの考えのもとにまた新しい空手をやっていくのもいいかと思っている。
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