DIARIO

流れていく日々

タブロイド

2006-02-23 11:31:58 | cinema
六本木のヴァージン東宝シネマズのレイトショーで観て来ました。

南米エクアドルを舞台にした、テレビレポーターと、
児童連続レイプ殺人犯の心理サスペンスでした。

さくさく観ていると、ラストで大どんでん返しがあるわけじゃないのに、
あれっ?えええっ?となります。

大学で、ジャーナリズムの授業か、社会学の授業で観るかもっていう、
かなり考えさせられる内容です。
レポーターの側に立って考えるのと、殺人犯の側に立って考えるのでは、
全く別に話が見えてきます。深いです。

個人的にはおすすめ。よかったです。
映画にロマンスと娯楽性だけを求める向きには最悪なので、おすすめしません。
カップル向きじゃない感じだけれど、こういう話をネタに
色々と話ができるカップルってちょっといいなとわたしは思います。



大した本数の映画を観てきているわけではないのですが、
南米の映画って、いわゆるわたしたちが持つ「ラテン」の
陽気なイメージとは全く違うものが多いです。
映画を娯楽としてでなく、社会のメッセージを伝えるものとして
作っていることが多いからかもしれません。
そもそも、単純な娯楽としての映画って懐に余裕がないとできないですし。

日本ではあまり観る機会がないのが残念だけれど、
南米の映画は、ヨーロッパともまた違って、おもしろいものです。
サルサ踊ってるだけじゃ、ラテンの人=ナンパ野郎になってしまいがち。
そんなのとは全く違う、ラテンの人たちの様子を知ることができます。

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