DIARIO

流れていく日々

ハッスル

2005-03-22 17:49:39 | cinema
ツタヤにDVDを借りに行ったら、ホイップクリームブラ&パンティのオネーチャンがカバーの新作を見つけた。
髪が黒で、ぱっと見は日本映画かと思ったけど、外国作品の棚にあったので、手に取ったら、どうやらチリの映画らしい。
原題は los debutantes
ってことで、カバーに抵抗を感じつつ借りた。

観てみれば、あのアニータの映画初出演!!って、彼女の特典映像がいっぱいだったけれど、それは日本向けだから。
実際は彼女はめちゃくちゃチョイ役で、個人的にはかなりどうでもよかった。

作品は、片親である母を亡くし、田舎から首都サンチアゴに出てきた兄弟が、ストリップバーの踊り子で、そこのオーナーの愛人でもある女性にそれぞれ翻弄されるお話。
ストリップバーのオーナーはただの店主じゃなくて、エロビデオ販売?やってたり、まぁ簡単にいうとヤクザ屋さんみたいなもの。
えらいお金持ちだし。
そして、当然色々諍いめいたものもある。

どうやらこの映画、オスカー外国語映画賞チリ代表作候補だったらしいので、「ちゃんとした」映画なんだろうけど、
なんていうか・・・うーん・・・Vシネ、ロマンポルノ・・・って感じがめちゃくちゃする。

こういうヤクザ映画(?)にありがちなのか、やっぱり最後は死んじゃう人がいて終わる。
途中で話の最後が見えてしまうけれど、魔性のストリップ嬢のわがままっぷりとか、童貞弟の純なつっぱしりっぷりとか、
オーナーのエロオヤジっぷりとか、まぁ安いんだか何だかわかんない感じがそれなりに面白かった。

話の内容が、これ、全員日本人に置き換えても全く違和感ないかもって感じた。
以前、大学のクラスで観たコロンビアの映画でも同じように感じたことがあった。
このコロンビアの映画のときは、ちょんまげの時代劇でこういう話あるもしれないって思ったくらいだった。
他のアメリカ人学生が、登場人物の心情が理解しがたい、なんて言っている中、
すごくよくわかる、なんて1人で言ったりした。

なんでだろう?メンタリティが似ている部分があるのかな??
気になるなぁ。

もっと沢山南米の作品を観たら、わかってくるかもしれないな。
それにしては、日本に入ってくる作品が少なすぎる・・・。



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2 コメント

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スペイン語圏は同じか。。 (じんじん)
2005-03-23 00:49:35
 南米は行ったことないから分からないけど、昔、欧州ツアーでスペインに入った時は、他の欧州の国とは明らかに違う味覚に親近感を覚えました。

 それは醤油味というか、ウスターソース味というか、とにかく他の国が塩コショウと、明らかなトマト味かクリーム味がベースになってるのと違って、日本人の舌にしっくりくる不思議な濃い味。

 女性もゲルマン系と比較すると、比較的小柄でブルネットが多いのも親しみやすい。



 米国のツアー会社だったけど、一番親しかったのは、アンディ・ガルシア似のメキシコ人でした。冗談やギャグで笑えるツボがアメリカ人よりも近いと感じました。



 心情的にも、湿気を含んだような心根の部分で通じ合う部分があるのかなと思います。
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似ていると思います (kei)
2005-03-23 10:46:42
日本人=まじめ、几帳面

ラテン人=陽気、ルーズ

ってステレオタイプは日本人だけでなく、アメリカ人も持っているもの。

だから、両者が実はちょっと似ているんじゃないかということは、彼らには意外な事実のよう。

でも、実は「あいまい文化」のある日本人はルーズに近いところにあると思うし、

ご先祖様の江戸時代の享楽的な日本人って、結構ラテン気質に近いんじゃないかと思ってます。
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