Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
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TOMIX 207系の再生産品を買ったら、微妙な仕様変更があった

2020-04-10 12:42:53 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんにちは

奉公先から一週間のお暇を頂きました

この情勢ですので、
家で模型を弄っていますよ

さて、今日のお話は、


TOMIX 207系1000番台の再生産品についてです

3月8日に投稿した記事の
加筆・修正版にあたります



正式な商品名が
品番92341「JR 207 1000系通勤電車(新塗装)基本セット」
品番92342「JR 207 1000系通勤電車(新塗装)増結セット」
になります

基本セットは7両編成まで収容可能な
ブック型車両ケースの4両セット、
対する増結セットは

画像のような紙箱パッケージに
発泡スチロールトレーの3両セットです


(実車207系1000番台 摂津富田駅にて)

実車は1994年に東海道・山陽線の
103系置き換え用に登場した
JR西日本の通勤電車です

同時期に登場したJR東日本209系電車と比べ、
外観の変化や編成の変遷が激しく、
最近になって体質改善車が登場するなど、
ある意味模型メーカー泣かせの車両です

今回は「再生産」ということで
「新塗装・体質改善工事未施工、前面表示の路線記号なし」
の仕様になります

では、完全に従来通り…かと思えば、
細かい部分で三か所仕様が変わりました

まず一つ目は、


前面表示パーツの材質

ご覧の通り収録内容は変わりませんが
従来品は乳白色のベースだったのが、
今回からは透明ベースに変わりました

これに伴い、従来品では印刷されなかった
白文字も印刷されるようになり、


非点灯状態でも視認性が良くなりました

ただし、良い点ばかりではございません

インクジェット印刷の欠点でしょうか、

ご覧の通り、右の新しいタイプは
表面がざらついています

私個人としては従来品の方が良かったかな

二つ目はヘッドライトのプリズムの色です


左が今回の、右が従来品です

見ての通り、赤っぽいものから、
黄色に近いものに変わっています

なお、光源は変わらず白色LEDです



(左が従来、右が再生産品)
画像では伝わりにくいですが、
より電球に近い雰囲気となっています

3つ目はTNカプラーの変更です

先頭車の運転台側TNカプラーが
JC25からスプリング式のJC6340になっています

私が気づいた仕様変更は以上の3つです

続いて付属品を見てみましょう



パーツ類は前面表示パーツが2つに、
信号炎管と無線アンテナ、
そしてライト用のスイッチバーです



転写シート(インレタ)は
基本・増結セット両方に1枚ずつ付属しています

転写シートの版は従来と同じです

収録されている編成は、
基本セット用がT1・T4・T8・T14・T16・T18編成、
増結セット用がS3・S9・S22・S38・S47・S53編成です

そのほか、弱冷車表示とATS標記が付属します

さて、車両の方をみていきましょう



お顔とライトの点灯具合



(クモハ207の側面)

造形や塗装に関しては、
普通に良い出来だと思います

ドア横のボタンは印刷等ではなく、
モールドで表現されています



(パンタグラフ周り)
ヒューズ箱と避雷器は別パーツが取付済みです


(台車)

先頭車を分解するとこうなります


そこまで複雑ではなく一般的な部品構成です

やはり、一番分解しにくいのが
ツメが固い側面窓ガラスで、
種別・行先表示部がネックになります

ところで、
サハ207は空気圧縮機搭載の
1100代がプロトタイプです

この1100代は4両編成(T編成)のうち、
T1~T14編成に連結されています


サハ207-1000代については
赤で囲った二つのモールドを撤去すると、
実車に近くなります

付属品取り付けなどは
説明書通りでよく、省略いたします

例によって、車両紹介をいたします



クモハ207-1000
京都・木津方先頭車です



サハ207-1000/1100
実車は空気圧縮機の有無で
番台区分されていますが、
模型の床下は共用です



モハ207-1000(動力車)
実車は5号車に連結されています

また、終日女性専用車という扱いで、
掲示ステッカーがかなり目立ちますが、
それを再現するためのインレタ等は
製品には含まれておりません



クハ206-1000
西明石方先頭車です

説明書ではこのクハ206が
「弱冷車」とありますが、
それは2018年5月までで、
現在は2号車と6号車が該当します

車両紹介は以上です

基本仕様が変わらなかった
ゆえの小ネタを述べると、

中のPOPの路線図ですが、
現在は乗り入れがなくなった
湖西線近江舞子が残っていて、
「直通快速」として走行する
おおさか東線はありません

ここまで色々お話ししましたが、
今回の再生産では
特段のアップグレードはありませんでした

おそらくは223系2000番台や
他の製品との整合性からして、
従来通りの仕様になったのかと

私の予想ですが、
そのうち転落防止幌付きの
リニューアル仕様とかを出すのでは?

そんな期待を持っています


今回は2編成14両を買いましたので、
一編成は買い替え用、もう一編成は、
東西線仕様の下回り交換用ですかね

本当はKATOにこそ
207系電車を出してもらいたいですが…

何で227系なんかを…西落合の旦那!

以上です

関連記事

TOMIX 223系2000番台→コチラ

 

 

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2 コメント

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Unknown (野津田車庫)
2020-03-10 00:57:30
こんばんは。

私ももう1編成くらいあってもいいなと思い行きつけの模型店に足を運んだら、品切れ状態で驚きました。過去の姿ではあるものの、根強い人気を伺がわせるので現行の体質改善車や0番台などのバリエーションもそろそろ欲しいですね。

KATOの207系ですが、6〜7年前にイベントのブースでリクエストをしてみたら尼崎脱線事故の件が尾を引いているようで「ウチではもう出しません、TOMIXさんの方があるのでそちらを…」と言われてしまったことがありました。
あれから年月が過ぎて実車も形態が変化していますが、今も方針が変わっていないようなら難しいかも知れないですね…。
re: (Kボーイ)
2020-03-14 09:54:55
野津田車庫様、コメントありがとうございます。

私も207系は多めに在庫を確保しているはずのModels IMON ですら店頭分完売とのことで驚きました。
しかし、同時に出荷されるアイテム数が増えたので、一商品辺りの発注数は減らさざるを得ないのかなと思います。

既に15年以上経ったあの事故をいつまでも引きずる必要があるのか疑問です。単に321系で満足しているだけかもしれませんね。

もちろん、KATOの幹部の身内に、事故の犠牲者がいたなら話は別ですが。

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