※2023年10月に新仕様が発売されました。
基本編成は車番と行先表示シールの変更と動力のスロットレスモーター化程度ですが、付属編成についてはホーム検知装置の再現がなされています
こんにちは
毎度お馴染みKボーイでございます
さて、10月になりました。今月は予約しているNゲージは2両だけですが、先月はたくさん買ってしまい、整備が追い付いてません。実に情けないですが、少しずつ進めて行きましょう。
それで今日は先日再生産された
KATO E531系「常磐線・上野東京ライン」仕様のお話です
2017年に初回品発売され、今回が1回目の再生産になります。先頭車の運転台カプラーがフックなしの新型カプラーに変更となった以外は目立った仕様変更はありません。なので基本セットのみ再購入しました
◎模型の概要◎
5両編成の方は購入しておりませんので、10両基本編成のみお話になります。
プロトタイプは勝田車両センター所属のK409編成です。強化形スカート仕様で郡山車両センター入場車特有のグレー床下の最新の姿を再現しております。
(実車K409編成 上野にて)
〇製品構成
品番10-1290「E531系 常磐線・上野東京ライン 基本セット」
□車種構成
・3号車 モハE531-1009(動力車)
・4号車 サロE530-10
・10号車 クハE531-9
品番10-1291「E531系 常磐線・上野東京ライン 増結セットA」
□車種構成
・5号車 サロE531-10
・7号車 モハE530-2009
・8号車 モハE531-2009
品番10-1292「E531系 常磐線・上野東京ライン 増結セットB」
□車種構成
・6号車 サハE530-2013
・9号車 サハE531-17
〇付属品
付属品は基本セットに含まれております。
内訳は、
・屋上機器(信号炎管と列車無線アンテナ)2個
・行先表示シール
・電気連結器
・ライト消灯スイッチ用ドライバー
になります
電気連結器は今回の再生産から追加になったパーツです。基本編成では10号車のクハE531に取り付けます。
取り付け後の姿はコチラ
左が従来のフック付き密連形カプラー、右が新型カプラーと電気連結器の組みあわせです。やはり、リアルになりますね
一方で、行先表示シールは特段のアップデートはありません。
行先の収録内容は(カッコ内は側面用)
・「399M 常磐線」(勝田)
・「3173M 特別快速上野東京ライン」(東京経由特別快速 土浦、特別快速 上野東京ライン常磐線直通)
・「1225M 常磐線直通」(側面用なし)
・「1198M 上野東京ライン」(上野東京ライン東海道線直通)
・「3160M 特別快速東海道線直通」(特別快速品川)
になります。使い勝手はイマイチですね
5両セットも基本セットと同じシールになります。5両単独運用に対応したシールを別に設定して、勝田以北や水戸線の行先を収録すればよかったのに…
私の考えですが、KATO製品は「シールの内容とメーカー側のやる気は比例する」という考えなので、貧弱ということは、あまり気合が入っていないようです
ちなみに、KATOが最初にE531系をNゲージ化したのは2006年秋ごろのようで、この時はグリーン車導入前の全車平屋でした。その後グリーン車組み込み編成、ベストセレクション版と製品化され、今回の上野東京ライン仕様で4代目製品です
模型の概要は以上です
◎模型の細部をチェック◎
さて。続いて模型の細かい所を見ていきましょう。
まずはお顔から
左がクハE531、右がクハE530です。パッと見では良い出来です
ところが、細かい所に差異があって、ブラックフェイスの角と青色の帯が接していません。
(参考用に実車、接しています)
どうしてこうなったのか?
おそらく前面のパーツ構成の都合だと思います。
前面はこのように白い部分が別パーツの構造です。こうすることで青帯と白い部分の塗り分けがクッキリする効果がありますが、代わりにブラックフェイスと青帯を接するのが難しくなります。残念ながらこれは容易には修正できませんね
なお、帯色は
KATO製の415系常磐線・新色と同じ色味です。
ただ、どうでしょうか。E531系に415系普通鋼製車と同じ色を使うと、軽快さが損なわれる感じがいたします
E531系はお顔だけではなく妻面にも特徴があります。
それが先頭車の黄色の衝撃吸収ダンパー(右)と、その対になる中間車に設置されているダンパー受け(左)です
模型を買って初めて知ったことで、実車を何度も見ているはずなのに全然意識しませんでした。
ダンパーは別パーツで室内側からこのように差し込まれています
なお、実車はこんな感じです。
先頭車の衝撃吸収ダンパー
その対になる車両のダンパー受け(一部車両には存在しない)
黄色いダンパーは模型を上から見ても結構目立ちます
上から見ると言えば、E531系は交直流電車なのでパンタグラフ周りは非常に賑やか。
見ていて楽しいですね
普通車のクーラーはAU726Aです。
実車を調べてみないとわかりませんが、AU726Bも適宜混ぜると面白いかも
床下はE531系専用品です。流石にどこぞのE501系みたいに直流型の流用はしておりません
台車はコチラ。電動台車と付随台車の微妙な違いを再現しています
そんな内容ですが今回は
「1198M 上野東京ライン」
をチョイスしました
上り電車なので要は品川行
◎車両紹介◎
また例によって車両紹介のコーナーです
1号車 クハE530-9
品川・上野方先頭車で、空気圧縮機を搭載します
2号車 モハE530-9
静止形インバータ(SIV)のほか、主変換装置も搭載します
3号車 モハE531-1009
模型ではこちらが動力車です。
ただし、15両編成で運転するなら8号車を動力車にした方がバランスがよさそうです
6号車 サハE530-2013
中間付随車ですが空気圧縮機や整流装置を搭載しているため、床下はそこまでスカスカではありません
※ここから車両の向きを変えています
9号車 サハE531-17
床下はサハE530と共用です。実車は補助装置を搭載しないため床下はスカスカです。
車両紹介は以上です
さて、再生産されたE531系ですが、カプラーの仕様変更は良かった一方で、内容が薄い行先表示シールの改良、グレードアップ用シールの発売がなかったのが残念でした。それでも基本的な出来は良いので満足は出来るかなと思います
一緒に楽しめる車両、取手までの快速用E231系、特急用のE657系、近年充実してきた常磐線各駅停車の車両達、直通先の東海道線車両と、沢山ありますね
少し前に発売されたKATO 415系は国鉄仕様で時代が合いませんが、新旧常磐線として一緒に遊んでも良いかなと思います
以上です
関連記事
E231系常磐線・上野東京ラインの記事→コチラ
415系常磐線・新色→コチラ
以下、おまけ
付属5両編成は上野東京ライン仕様(品番10-1293)ではなく、
E531系の初回品たる2006年発売の品番10-283を買いました
プロトタイプはK453編成で、床下はダークグレーで原型スカート、無線アンテナ増設前の仕様です
それ以外の模型としての基本設計は現行品と変わりません。
強化形スカートとフックなし新型カプラーは確保しております
オマケ終了
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