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Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

5/ 6(月) ヴィクトリアMの展望

2024-05-06 | 分析
※訂正をしました。
 まずは昨日の回顧から。NHKマイルCはジャンタルマンタルの強さ(というか鞍上の川田くんの腕)が際立ちました。うーん、望むらくは直線でガチンコ勝負になって欲しかったのですが、アスコリピチェーノが外に出られないよう、うまいことフタをしましたねぇ。ルメールさんもまだレースを完全に取り戻せていなかったのか、術中にはまって進路がなくなってしまい、強引に前の馬のあいだを割ろうとして挟まれたりして、見ていて思わず「あかん!?」と声を上げてしまいましたが、ズルっと下がるのかと思いきや、そこは最後2着で帳尻を合わせるあたりはさすがでした。戦前の予想どおり、この2頭が抜けて強かったです。3着は、朝予想どおりロジリオンが残りました。こちらはジャンタルマンタルの真後ろにつけて、直線でうまい具合に抜け出せましたね。⑩人気だったので、もうちょっと三連の配当がつくかと思いましたが、意外にこの馬をマークしていた人が多かったようです。結局、ルメールさんを含め3人が進路取りで制裁されるという荒れたレースになってしまって、ちょっとモヤモヤ感が残ったのは残念です。
 
 さて、今日は次のGⅠヴィクトリアMを検討してみます。昨秋のマイルCSを勝って、すっかりGⅠ馬の風格が出て来たナミュールが①人気だと思いますが、ここでも貫禄を示すのでしょうか。
 
 
 過去10年のデータから傾向を見てみましょう。
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇阪神牝馬S   11マスクトディーヴァ①1着 ウンブライル④2着
                 モリアーナ③3着 ドウアイズ②5着
                 テンハッピーローズ⑨6着 ライラック⑥10着)
 〇大阪杯     4頭スタニングローズ⑥8着 ハーパー⑨13着 
 〇高松宮記念   4頭(*該当なし
 〇中山牝馬S    2頭コンクシェル⑤1着 フィアスプライド①9着
                 ルージュリナージュ⑧13着)
 〇福島牝馬S   2頭フィールシンパシー⑧2着
 
 ちなみに、間隔で言えば、中4~6週に集中していて、阪神牝馬S組大阪杯組が該当します。前走ドバイ・ターフで2着だったナミュールも中5週で一応該当しています。
 
2)年齢 ※頭数は延べ数
 4歳 12頭   〇5歳 14頭   〇6歳 3頭   〇7歳 1頭    
 
3)血統
 父系にはディープインパクトかサンデー系が極めて強く出ています。この点で、キンカメかミスプロ系が皆無ではありませんが、劣勢であることは否めません。今回のメンバーには父キンカメ系(ロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップ)の産駒が多いので、ちょっと気になります。一応、サンデー系で該当馬を拾っておくと、
※ノーザンダンサー系=  、サンデー系=  、ミスプロ系=  、ボールドルーラー系=  
 
 ・キタウイング:ダノンバラード(ディープ系)/母父アイルハヴアナザー
 ・コンクシェルキズナ(ディープ系)/母父Galileo
 ・ハーパー:ハーツクライ/母父Jump Start
 ・フィアスプライド:ディープインパクト/母父Kingmambo
 ・ライラックオルフェーヴル/母父キングカメハメハ
 ・ルージュリナージュ:スピルバーグ(ディープ系)/母父ルーラーシップ
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①前走1着馬が不振
 ②ルメール、戸崎騎手が好成績:過去10年で3勝ずつ
 ③キャリア15戦以内
 ④前年以降のGⅠで連対実績のある馬が優勢:複勝率50%
 ⑤海外含む前走GⅠからの直行組が強い
 ⑥過去4年の優勝馬はマイルGⅠの勝ち馬
 
 GⅠ馬はナミュールだけ(マイルGⅠ勝ち馬はナミュールだけですが、GⅠ馬には秋華賞が勝ったスタニングローズもいます 訂正)で、②騎手以外の条件を大体満たしています。続くのがウンブライル、あとは、ハーパーあたりでしょうか。マスクトディーヴァは前走で勝っていますので、①がどうでしょうか。

5)宮田式バイオリズム

 ・ウンブライル     2・3・0・3
 ・ドゥアイズ      2・4・1・4
 ・ハーパー       2・2・2・3
 ・フィアスプライド   5・1・2・9
 ・フィールシンパシー  4・4・1・10
 ・マスクトディーヴァ  4・1・0・2
 ・ライラック      2・1・2・10
 
6)結 論  
 データ的にはナミュールが一枚抜けた存在という印象ですが、過去10年で①人気で勝ったのは、アーモンドアイとグランアレグリアの2頭で、リスグラシューは2着でしたから、そこまで盤石かというと、疑念がないこともありません。馬券は外さないまでも、他馬に足元をすくわれる可能性はあるのではないかと思います。逆転候補の一番手はハーパーです。前走大阪杯は⑨人気13着と大敗でしたが、叩いてからの方が調子が上がるタイプで、マイルはやや短い感じもありますが、実績的には桜花賞4着でマイルの通算成績は2・0・0・1、東京コースも1・1・0・0と得意にしていますので、ここはGⅠ善戦馬が「壁」を突破するチャンスと見ます。怖いのは、川田騎乗のウンブライルですが、マスクトディーヴァの差し脚も強烈です。穴は、ライラックの突っ込みでしょうか。1800の府中牝馬S3着の実績があるので、マイルのここでもチャンスありと見ます。あと、去年12着だったスタニングローズも今年はもう少し走れるのでは、と思っています。ということで、今日のところは、
 
 ハーパー 〇ナミュール ▲ライラック 
 
の3頭でまとめておきます
 
 好天続きだった連休も今日で最後です。ゆっくりしたいところですが、雨が来る前に草も取っておかないと……。今週もがんばってやっていきましょう。

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