3/25(月) 大阪杯の展望

　昨日の高松宮記念はマッドクールのアタマ差勝ちでした。去年のスプリンターズＳはママコチャにハナ差負けでしたから、傑出してはいませんが、2着のナムラクレアとともに現在の短距離界の最上位馬であることを証明しました。それにしてもナムラクレアはいつもながら運がないですねぇ。調教具合にはＣ評価をつける人が複数いたので、今回は調子を落としているのかと思いましたが、本当に一生懸命走ったと思います。馬券の方は、3着の香港馬ビクターザウィナーも含め、4・5着までだいたい朝予想どおりでした（珍しく　笑）。願わくば、例年並みの配当が付いてくれば、なおよし、でしたが、まあまたチャンスがあるでしょう。

 

　さて、今週は日曜にＧⅠ大阪杯、前日の土曜夜からドバイＷＣもあるので楽しみです。今日は大阪杯の方を検討してみます。ＧⅠレースだけに相応の実績は必要ですが、ＧⅠに昇格した2017年にキタサンブラックが勝ったっきり、①人気が勝てないレースです。今年も波乱含みではないかと思います。

 

大阪杯【2024年3月31日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

大阪杯の過去10年データ、好走馬一覧（2024年3月31日阪神11R） | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

　ＧⅠ昇格後過去7年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。

 

1）前走（ステップ）　※（　）内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順

　〇金鯱賞　　　6頭　（ハヤヤッコ⑧4着）

　〇中山記念　　4頭　（ジオグリフ④3着　ソールオリエンス①4着）　

　〇京都記念　　3頭　（プラダリア③1着　ベラジオオペラ①2着

　　　　　　　　　　　　　   バビット⑨3着　　ルージュエヴァイユ②8着）

　〇有馬記念　　2頭　（タスティエーラ⑤6着　ハーパー⑪9着）

 

2）性齢　※頭数は延べ数

　〇4歳　10頭　　　〇5歳　10頭　　　〇6歳　1頭　　　〇7歳以上　0頭　　　

／◇牝馬　5頭　　　◇騸馬　0頭

 

　4歳と5歳の対決で牝馬が好走といったところでしょう。昨日の高松宮記念もそうですが、今年の4歳馬はＧⅠ戦線で劣勢ですので、タスティエーラやソールオリエンスが人気になるようなら、疑ってかかった方がいいかもしれません。牝馬では、4歳を外すとすれば、スタニングローズとルージュエヴァイユに注目です。

 

3）血統

　主流・傍流を含め、父サンデー系と母系ノーザンダンサー系（特にフレンチデピュティ⇒クロフネ／Storm Cat）の血脈がいい感じです。このパターンで血脈を拾ってみると……

 

〇父サンデーサイレンス系 × 母父ノーザンダンサー系

　・カテドラル：父ハーツクライ／母父Rock of Gibraltar

　・ソールオリエンス：父キタサンブラック／母父Motivator

　・ファルコンビーク：父スマートファルコン／母父クロフネ

　・プラダリア：父ディープインパクト／母父クロフネ

　・リカンカブール：父シルバーステート／母父Zoffany

　・ルージュエヴァイユ：父ジャスタウェイ／母父Frankel

 

母父クロフネの以下の2頭も要注意です。

〇父キングカメハメハ × 母父クロフネ

　・スタニングローズ　　

　・ハヤヤッコ

 

4）JRAホームページのデータ分析

　JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。

（データ分析：大阪杯　今週の注目レース　JRA）

 

　①4・5歳馬中心：特にＧⅠ勝ちのある馬

　②牝馬が好走：特に④人気以内

　③騎手の継続騎乗優位

　④前走ＧⅠ・ＧⅡ組主力：特に金鯱賞と中山記念の5着以内馬

　⑤先行馬優勢：前走4角5番手以内

 

　条件にがっちり嵌まる馬はいませんが、しいて挙げれば、ジオグリフ、あとはスタニングローズあたりでしょうか。

5）宮田式バイオリズム◎

　・ジオグリフ　　　　　3・1・1・9

　・スタニングローズ　　5・2・1・5

　・プラダリア　　　　　4・2・2・7

　・モリアーナ　　　　　3・0・1・5

　

 

6）結　論　　

　タスティエーラやソールオリエンスほか、牝馬も含む4歳馬が多数臨んで来ますが、上に書いたように今年の4歳はＧⅠレベルでは苦戦気味なので、ねらいは5歳のプラダリアとスタニングローズ、あとは前走中山記念で久しぶりに皐月賞馬の走りを見せたジオグリフあたりでしょうか。プラダリアは血統的にＧⅠタイトルを狙える器ですが、ＧⅠレースでは5・7・6・14着と、やや壁になっています。京都記念1着から臨む今回は最大のチャンスでしょう。スタニングローズは一昨年秋華賞を制して以降、路線が定まらず成績もイマイチですが、ナミュールやスタニングローズスターズオンアースと好勝負をしてきた馬ですので、そろそろ怖い感じがします。今回は10ヶ月超の長休明けで、どこまで態勢が整っているか、調教具合を確認したいところです。その他、香港Ｃ8着のローシャムパークと、牝馬ではエリザベス女王杯2着のルージュエヴァイユ、あとは、有馬記念4着の実績をもつステラヴェローチェも6歳ですが、このメンバーに入っても十分やれそうです。今回4歳で一頭だけねらうとすれば、ベラジオオペラでしょうか。

　ということで、今日は、

　◎スタニングローズ　〇プラダリア　▲ローシャムパーク　でまとめておきます。

 

　明日は、土曜中山のダービー卿ＣＴを検討してみます。

　本日もお読みいただきありがとうございました。今週はソメイヨシノがようやく開花しそうです。天気がよければ花見といきたいものです。今週も無事にお過ごしください。