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ORLの診療所は 兵舎の中‼︎

2022年05月18日 | 👟散歩、街で見たこと

昨日は、フランスで通称ORL (Oto-Rhino-Laryngologie)と呼ばれる耳鼻咽喉科の専門医に出かけて来ました。フランスに来て、この専門医に行くのは もしかして初めてかも知れません。

 

主治医から、無呼吸症候群(Syndrome d'Apnée)の検査もしましょうって言われていて、とうとうその日が来ました。

ちょっと怖かったのですが、初診なので、耳鼻咽喉の全体の検査をサッとするだけで終わりました。特に問題も無く、本格的検査は一ヶ月後からということでした。

 

さて、無呼吸ナンチャラより、驚いたのが このORLの診療所があるのが、なんとアルザス・ロレーヌ地方が大戦中に何度もドイツ軍の統治下に置かれていた時代に建築されたドイツ軍の「兵舎」(caserne)なのです。 

フランスの建築物とはかなり違った、重厚な建物がメッス駅や駅前の郵便局などに今も残されています。

 

 

 

🔸診察室にもドイツ占領時の兵舎の名残りが・・・

◾️細く突き出た窓

そこに嵌め込むように置かれた机

 

 

◾️暖炉に使われた所

 

 

外の全体の様子の方が興味深いかなと、後で写真を撮るつもりでしたが、診察が終わって外に出ると、通り雨が☔️

傘がない井上陽水状態なので 🅿︎まで走るしかなく、撮影はすっかり忘れていました。でも、結局、サイトの画像の方が綺麗だし、それを載せてみようと思います。

👇

 

 

◾️窓ガラスも壊れ、雨ざらし状態だった以前の兵舎。

 

 

 

 

◾️ 改築中の様子

 

 

 

 

 

◾️改築後、今現在。

 

 

 

 

 

◾️歴史のわかる建物 18781880 (第一次世界大戦より前です)

長い年月、このように朽ちた状態で雨晒しで放置されていました。

 

 

 

 

 

◾️Boulevard de TrèvesMetz(今現在)

 

 

 

 

 

◾️両脇に建物が連なります。

 



 

 

◾️🍔🍟マクドナルドも入っています。🚙💨

 

 

 

 

◾️レストラン、各種商店、薬局、診療所、ホテルもあるみたいです。

いつかゆっくり訪れてみたいですね。

 

以前は、全ての窓は壊れ、雨晒しになった暗い建物がずらっと続くこの通り。通るのはちょっと怖かったのですが、こんなにも明るく蘇りました。✨

それにしても、長い年月ほったらかされ 雨晒しになって来た無用の兵舎。

ここロレーヌ地方は何度もドイツ軍の直轄統治下に置かれましたが、そんな歴史の建物の中で、鼻やら喉を診療してもらうのも 感慨深いものがありましたね…。🍀

 

 

 

                       

 

 

 

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8 コメント

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ORLの診療所は 兵舎の中‼︎ (old-dreamer)
2022-05-18 09:37:38
遠い記憶の底から
この写真を見た瞬間、「あれっ!」と思いました。どこかで見たような光景でした。しばらく考えているうちにどうも半世紀くらい前、ドイツ人の友人と城郭巡りの旅をした時に見たCaserne Desvallieresではないか?という記憶の断片が浮かんできました。ロレーヌを旅していると、メッスにはゴシック系の建物が多く、ナンシーとはかなり異なっていることに気づきました。この建物、荒れ果てていましたが、ドイツ軍が昔の城跡に建てた兵舎だったのですね。大変懐かしく興味深い場所です。続報を期待しています。
無呼吸症候群(Syndrome d'Apnée)の検査、重症気管支喘息患者の私は、かつて同じ検査を受けました。自宅に持ち帰ったマスクのような器具を睡眠中に装着して一晩寝ると、呼吸が止まっていた状態を記録してくれます。それを病院で分析して診断に使います。かなり長い時間、呼吸が止まっていたことが分かり、驚きましたが、治療法もあるのでご心配なく(笑)。
まずはお大事に。
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なんかチョット怖いですね。 (maru36)
2022-05-18 10:50:08
室内の雰囲気 以前の建物 重苦しい雰囲気がして
チョット怖い感じしますね。
この病院 人体実験されてしまうんじゃないか??
とか思ってしまう雰囲気です。
リニューアルして、かなり明るい感じになりましたね

にしても・・・
石の文化 重厚感と歴史感じられる雰囲気
ヨーロッパですねぇ~

1か月後 本格的検査・・・
何もない事を祈ってます。
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Unknown (glimi)
2022-05-18 15:28:11
 石造りの建物はすごいですね。内部は傷んでも外壁は長く使えるのですから。
 初めてベルリンへ行ったのはいつだったでしょうか。東西ベルリンの地下鉄はまだレンガで遮断されていて全駅で下車できない頃でした。アパートの床板も厚く、数年に1回数ミリ削るだけだから数100年使えると。
 東ベルリンのコンクリートブロック制の巨大なアパート群。危険だけれど壊したときの瓦礫をどう処分するかドイツは頭を抱えていると当時は言っていました。
 ウクライナの破壊されたアパート群はどう修復されるのでしょうか。想像はなぜかウクライナに飛んでゆきます。
返信する
Unknown (マリナママ)
2022-05-18 21:30:31
ほおおお~~~歴史がありますねえ~~~!!
こういうの、日本ではなかなかないですよね。日本は木造りだから・・・
1か月後の検査も何事もなく済みますように!
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◉ old-dreamerさんへ (桃子)
2022-05-18 22:37:34
ナンシーのアールヌーヴォーは装飾様式と言うのでしょうか、大変美しいですね。
メッスは質実剛健な どっしりした、これまた唯一無二の建築物かと。
メッス駅は「フランスの美しい駅」で一位になったこともあります。
ところが、この兵舎はそれらとは別で、戦争建築物とでも言うのか、独特の寒々しさがあります。
Desvallieresにも兵舎があったのですね。まだまだ他にも残されていると思います。
今回初めて興味を持ったくらいですが、また見つけたら載せてみたいと思います。

無呼吸症候群は、実は 主人が病気中に起こっていて、夜は器具を付けて鼻から空気を送って休んでいました。
身近で見ていて どのようになるのか よく知っています。ですから、私はそれは無いと確信に近い思いがありますが、今回良く診て頂いて安心できればと思っています。
呼吸が10秒ほども止まるという怖い症状ですが、死ぬようなことはないらしく、人間の逞しさすら感じます。もし無呼吸症候群だったら、あの器具を付ければ良いんだと。笑
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◉maruさんへ (桃子)
2022-05-18 22:39:34
確かに、長い間 雨曝しになって、改築前は雰囲気怖かったです。
maruさんの想像力も逞しいですね!
人体実験ですか(笑) 、ナチスの人体実験、日本も中国で731部隊ですか、恐ろしい過去がありますね。。。
人間は天使のように優しくなれますが、悪魔にも変身します。
今まさに、プーチンがやらかしてくれています。
それにしても、ヨーロッパの石の建築物は“丈夫で長持ち!” 経済的ですね。
築100年くらいでも古いと言いません。
日本は地震があるからねえ、ジレンマですね。

ありがとうございます。何もありませんように!
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◉glimiさんへ (桃子)
2022-05-18 22:41:04
本当に!
私もウクライナを想いながら、この記事を書いていました。
ウクライナの美しい街並みが悉く壊されて行って…、誰にも止められない。
世界中の英知を集結しても止められない。。。

コツコツと長い年月をかけて建設されたものが、一瞬にして破壊さて行く…、戦争の愚かさ、あの莫大な量の瓦礫はどうするのでしょう?!無念な気持ちを抱いて殺害されていった人々……、戦争ほど愚かなことはありません。
これから世界はどう変わって行くのでしょう。
良くなるのか、悪くなるのか/それも見届けることなく、私は死んでいくのでしょうか・・・
兵舎の記事から、暗くなってしまいましたが、コロナに戦争に…いろんな事が起こっています。
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◉マリナママさんへ (桃子)
2022-05-18 22:53:19
こういう歴史的な建造物はあちこちにあります。
先日も街外れを散歩していて、道端に“14世紀の子供の石のお墓”なんてゴロっと転がっていました。小さな説明書きを見てビックリするのです。
日本だったら博物館行きでは!と思ったり。
日本は木造りですからねえ。

一ヶ月後、しっかり呼吸して生きていたら、結果発表します。。😮‍💨
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