【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 拙僧、若い時「儲かる話があるんですが」と来た人に「儲かる話を人に教える様な『あほう』は、おらんでしょ」と、追い返した事があったな。
読者男性が「ラスベガス売上金強奪の映画を見ていた時、約40年前の銀行オンラインの端末を利用して架空入金の手続きをし、予め用意していた架空口座に1億8千万のお金を入金し、横領した女性(銀行員)の事を思い出した」と。「拙僧もその事件は印象深い。愛人にそそのかされて、犯行に及んだ事件でしたね」と。
【追伸】
この読者に拙僧「当時、拙僧の友人が銀行員で『銀行内にいたら、こんな事が簡単に出来るのか』と尋ねると『簡単に誰でも出来るよ。やるか、やらんか、良心があるか、ないか、それだけだよ』と言ってたよ。どの分野でも、騙される側より、騙す側の方が有利。人を信じさせて、洗脳するは簡単。信仰の世界でも同じ。やっていいか、悪いか、それだけ。例えば、檀家の商売人さん達には、常に拙僧『大きなお金が動く時には、如何に依頼の費用が掛かっても、弁護士か司法書士に同席を願い出なさい』と進言を。拙僧も何度か同席を依頼された事があるが、法律上、何の効力もない拙僧が同席したとて、何の力にもなれん、とお断りを。世の中は、狐と狸の化かし合い。注意した上にも注意して行動を。常日頃から、騙されない様にする知識の準備を。
