1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しいじ、楽しい人生に】 お笑いを馬鹿にする人がいるが、仕事に優劣などない。どの分野も掘り下げていけばいくほど、壁にぶち当たる。仕事に『これ、簡単』はない。

2022-05-15 05:37:22 | 法話
読者が「住職さん。番組で三谷幸喜さんが『笑いは人にしか作れない』と上島竜兵さんを偲んでおられた」と。「その通りなんだよね。喜怒哀楽は他の生物にも存在を、特に犬はその表情を見せてくれる。が、他の者を笑わせて、幸せな気持ちを与えられるは人間だけ。失くして初めて改めて、その大事さを知らされる」と。

【追伸】
この読者に「住職は、お笑いが大好きなんでしょ」と。「大好きだよ。お寺に足を運んで来られる人の大半は、困った問題を抱えている人。日常生活で幸せを感じている人は相談には来ない。所謂『困った時だけの神頼み』かな。先祖供養(お盆、彼岸、年忌法要)、納骨堂参りは別だよ。こんな仕事をしていると、お笑いは癒されるんだよな。笑いは、何もかんも忘れさせてくれる。免疫を向上させてくれるもんね。拙僧にとってはそれに加え、法話のネタまでをくれる。彼らは頭がいいし、よく勉強もしてる。今現在の世相を見事に取り入れ、笑いの中において教訓も与えてくれる。自分1人で何もかんも調べて、知識を吸収するは大変だよ。第三者に与える物も必要だが、与えてもらう物もまた、必要。また1人、貴重な存在を失ったよね」と。