1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2386話目】 建設会社のトップ(若社長)に「作業員(大工)と同等の仕事が出来ない人がトップに座る会社に、仕事を頼む気はないよ」と。

2022-05-04 12:41:37 | 法話
他宗住職さんが「度々、建設会社の人が名刺を持ってお寺に。ちゃんとした会社ならいいのだが」と。「わが寺にも偶に、建設業の社長後継者(息子)さんが、売り込みにやって来ます。が、うちには専属の宮大工さんが。でも、一応、どんな会社か確かめます。信用(誠意)ある会社なら、他に紹介が出来ますもんね」と。

【追伸】
この他宗住職さんが「どうやって、確かめるの」と。「わが寺に来られるは決まって、社長の息子さん。その息子さんに『貴方は自ら現場で、建築の仕事が出来るの』と。『一応は』と答えたら『どのレベルですか』と返すと、大概『えっ』という顔を。『犬小屋、一般家屋、宮大工ばりのお寺、どのレベルですか』と問うと困った顔して無言に。その時、わが寺の観音堂を見せて『これ、拙僧が建てたんだよ』と言うと、大半は帰っていきます。それでも粘る後継者(息子)さんには『貴方の会社が施工してきた家を見せてくれますか。受けた仕事の見積もりと完成後の請求額。基礎工事を含む建設過程、並びに完成後の写真。施工開始日と受け渡し日、建物の住所、それも、数件程度」と。「それって住職、個人情報漏洩に抵触する恐れはないの」「あるだろうと思うよ。でも、きちんとしてる会社なら、そこら辺まで即答出来るよ。情報が集まったら、わが寺の宮大工棟梁に査定してもらう。立派な会社、とお墨付きを頂いたら、今後、人に紹介出来る信用ある会社として心に留めておきます」と。「厳しいね」「屋根が、壁が、床下が、悪くなってますよ。うちがやりましょうか、とよく胡散臭い建設業の人がお寺へ。拙僧が建てた観音堂を見せたり『近くに住んでるから、うちの宮大工を今、ここに呼ぼうか』というと、ささっと退却していきます」「非常に参考になりました」と、他宗の住職さんが。

(投稿写真は、わが寺の観音堂)










【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 口の悪い檀家婆様(90代)が「馬鹿(無知)な女性は、可愛げもあるが、馬鹿(無知)な男性は、只々迷惑でしかない」と。いやはや、だね。

2022-05-04 08:40:20 | 法話
檀家婆様が「住職、昨日の朝ドラ『ちむどんどん』だが、見たか。1$360円が、今だったら720円で交換してくれると言われ、息子が目の色を。ほんと男って、馬鹿が多い。それも馬鹿ようが違う。女性は現実的だが、男性は理想的、夢追い。そう思わんかい」と。「確かに。騙され易いはわが寺でも、男性の方かな」と。

【追伸】
この婆様に「脳科学の分野(世界1受けたい授業参照)では、騙され易いは、性別には関係なし、という事らしいよ。他には、心配性は女性が多く、ストレスを感じ易いは男性が多いと。歳を取るとキレ易いは男性、これは圧倒的と。喧嘩した時に相手を無視するも、男性の方が多いらしい」と。「わしの連れ添い(婆様の旦那)が、当にそれじゃ。が、騙され易いに男女差はないというは、どうも納得がいかんの。わしのアホの連れ添い(旦那)じゃが、何度も何度も女に騙されて、幾らお金を貢がされた事か」と、その当人(爺様)を横に置いて、睨み付けながら。