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バール、木材で災害救助を 消防隊員ら呼び掛け

2009年04月14日 | ◆破壊・救出・復旧用道具など
バール、木材で災害救助を 消防隊員ら呼び掛け 

木材とバールで、コンクリートを持ち上げるメンバー=三木市志染町

 全国の消防隊員や医師ら有志が、木材やバールなど「ホームセンターでそろう身近な道具」を使った救助活動の普及を目指している。米国などでよく知られ、重さ2.5トンのコンクリートや車両を持ち上げることができるという。大規模災害時は専用機材の不足も予想され、有効な救助法として消防団などに広めたいとしている。13日には、三木市志染町の県立広域防災センターで9人が訓練をした。(中島摩子)

 尼崎JR脱線事故、昨年の岩手・宮城内陸地震の現場で活動した岩手医科大学の秋冨慎司医師(33)のほか、新潟や岐阜県の消防隊員、民間レスキューチームの講師らが取り組んでいる。

 メンバーは三月、米国のレスキューチームの活動を見学した。木材やバールを使った救助活動は一般的な訓練プログラムに組み込まれているという。

 この日は、米国で学んだことを実践。さまざまな形の木材をコンクリート(約六百キロ)と地面のすき間に差し込み、バールを使って持ち上げたり動かしたりした。

 守口市門真市消防組合(大阪府)の柳田健一郎さん(33)は「実際には、倒壊家屋の柱など現場にあるものを使えばよい。『てこの原理』なので力もいらず、簡単」と強調。秋冨医師も「下に人が挟まれていたり、足場が悪かったりすると大型重機は使えず、専用機材は高価で数に限りがある。ホームセンターの道具で人が救えると知ってほしい」と話している。

 今後、技術を学んだ消防隊員が地元消防団などに指導し、普及を図りたい考え。二十七、二十八日には、全国の消防隊員ら七十人が同センターで訓練をする。申し込みは既に締め切っている。

神戸新聞|社会|バール、木材で災害救助を 消防隊員ら呼び掛け

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