・・行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ・・

防災関連・物品・正しい情報など個人で追求している防災ブログです。備え は自分の為ではなく身近な弱者様用と考えましょう。

平成18年7月豪雨災害3年目2 岡谷市湊地区1

2009年07月30日 | ◆行ってみました
平成18年7月豪雨災害3年目2

ボランティアセンターサテライト機能(前線基地)のあった湊小学校



















土石流で寺が崖の上から住宅に落下 出火炎上のあった場所

































第4回大雨対策本部 議事録
 

平成18年7月19日(水)7:00~9:00 災害対策本部室
 

(田中康夫 知事)
 7時をまわりました。地図を出せるような形にします。 大変にお疲れのところ有り難うございます。お手元に幾つかの資料があります。6時の降水量の各地域の状況があります。松本をはじめ、まだ10のところがありますが、少し下がってきているところもあります。それから手書きのもので、東京電力犀川総合制御所から、それぞれの犀川のダムの放流量の記録というのがあります。後ほどお話しますが、信州新町の水内ダムが6時段階で、2,415㎥/秒という形になっています。
 すでにご承知かもしれませんが、1件、岡谷市の土砂流時系列という資料、縦長A4の紙があります。これを一緒に見ながら意志共有をしたいと思います。すでに、自衛隊松本駐屯地の堀切光彦連隊長に6時15分の段階で、私が電話をいたしまして、先遣隊だけではなく、実際に土石流が発生しているので、救助ができる部隊の派遣を3カ所にお願いしたいと伝えました。この電話を私からした後に、岡谷市の林新一郎市長に自衛隊の派遣要請をし、自衛隊が既に出動していることを伝えました。ご覧いただくとわかるように5時20分に諏訪地方事務所、後ほど八重田修所長にTV会議でつなぎますが、5時20分に諏訪地方事務所に入った一報があります。まず最初に入ったのは、時間的には発生は後と現時点では推測されますが、5時頃岡谷市湊3丁目、別の書類では東京の港区の「港」と書いてありますが、この「湊」が正しい字です。この場所は、地図が全面に出てますが、いわゆる諏訪湖の南側です。この地図をもう少し南にいきますと、諏訪市の豊田になります。
 湊小学校の上に久保寺というお寺があります。このお寺を流す形で発生しているものであります。あっ、失礼しました。久保寺ではなく白波社。白波社ではなく、この地図にちょっとないでしょうか。この神社は(舩魂神社)でしょうか。いずれにしてもですね、もう少し広い範囲を映して結構です。はい、現在湊小学校の体育館が避難所となっております。ここに青い線が左上から右下の方にありますが、これがいわゆる中央自動車道西宮線になります。上の方がいわゆる長野自動車道との分岐点になります。この中央自動車道西宮線の下あたりから土石流が発生をし、そして、緑色の道路は、みなさんご存じのように主要地方道岡谷・茅野線です。ここに対して高速の下から、ちょっと神社名を確認してください。神社のところから道路が二等辺三角形の形で湖岸の方へ向かう形になっています。棒は誰が今示しているのかな。二等辺三角形わかりますか。ちょっと貸して、じゃあ。おそらくこの辺りから出ました。もう少し地図は広げよう。はい、ここですね。ここの場所から道路のおそらくこの西の方と、それからこの西の方と二つに土石流が高速下と思われる場所から発生しています。この第1報が入ったのが5時20分という形であります。
 そして、この場所に関しては、今、申し上げたように、この湊小学校の体育館を避難所としています。これに関しましては、車が数台巻き込まれ、お手元に写真をお届けしてあるのがこの場所であると思いますが、松という字に魂という字を書く松魂神社というんでしょうか、ここからこちらの方とこちらの方、あるいはこれかもしれませんし、これかもしれません、に流れ出たというかたちになっています。そして、行方不明者がいるものと、住宅が巻き込まれ、当初、火災が発生をしました。火災はすでに鎮火をしています。この土石流は今申し上げたこれの場合はこの黄色い主要地方道、岡谷茅野線を越え、諏訪湖へ到達するような状況でとどまっているというかたちです。
 次が岡谷市の川岸です。地図を変更します。これが主要地方道、これが伊北インターの方へ行く場所です。これが釜口水門から出た天竜川であります。岡谷市川岸の東3丁目において土石流が発生しました。もう少し拡大をしましょうか。これは2箇所であります。こちらの発生は、現在認識しているのでは4時40分であります。最初にお話をした湊の方は5時であります。ここで現在把握している段階で、岡谷市東3-12-8で土石流発生と書いてありますが、これも同じく現在把握しているところでは、高速のおおむね下と思われるところから土石流が発生をしています。判明しているところでは5名が逃げ遅れたのではないかということです。そして、この場所は2箇所が発生でして、橋原第3公園というのが出てきますでしょうか。ここの横でもほぼ同時に土石流が発生し、この場所に関しては2名が行方不明であるという、現場では認識にたっています。
 私たちとしては、5時20分に諏訪地方事務所長が把握をした後、5時42分には記してあるように、長野市消防局、長野市の消防局が県全体の消防を行っていますから、ここに応援準備を危機管理局長の鎌田泰太郎から要請し、了解を受けました。同時に皆さんのパソコンに入っていると思いますが、4時57分ごろ岡谷市の湊地区で停電をしております。で、厚生労働省の災害救助救援対策室の係長に連絡を5時47分にしております。消防庁の方にも連絡をし、そしてまた自衛隊の松本にあります第三普通科連隊に電話を行い、またFAXを行っております。そしてこの飯田広域消防本部から災害内容の照会というのは、これは南信で発生したということから、応援を要請をしたんですね。はい、えー応援を要請しております。すでに岡谷・諏訪市だけでなく伊那、飯田、松本の広域、支援現在県内全域から消防に要請しております。で、5時50分に湊小学校の体育館に臨時避難所が設けられました。
 で、えーそして6時の段階で岡谷市の災害対策本部から自衛隊の偵察隊を出せるかと照会がありましたが、先ほど冒頭で申し上げたように堀切光彦連隊長の方に私が電話で自衛隊の実質的な救援を行える部隊の派遣を要請して、すでに現地に向かっています。この問題に関しては鎌田さんのほうから付け加えて何かありますか。

第4回大雨対策本部議事録

平成18年7月豪雨災害に対する信州・長野県の取り組み

最新の画像もっと見る