333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

減力更新

2009-01-09 01:23:48 | SP(Standard Program)
●新年早々、久々に風邪をひいてしまいました。2年に1度ぐらいのペースでしか風邪にかからないので、1度かかると大変。身体重いし、思考は止まるし最悪です。やはり定期的に風邪はひいておいた方がいいですね。耐性がないので非常にツラいです。何とか昨夜辺りから楽になってきました。50%回復って感じでしょうか。

●つーか、俺はやっぱ休みは向いてないわ。毎年、冬休みになると具合悪くしてるし。休みって「欲しいなぁ」とか言ってるうちが華だと思う。ま、この不況期にはシャレにならん発言だとは思いますが、実感として。というわけでこの前まで何を書いていたのか完全に忘れたので仕切り直し。例の日記も来週からにしますよ。

●前にこのブログで「スーパーマリオの音楽に合わせてドラムを叩きまくるミュージシャンの動画」を紹介しましたが、彼の新作が登場しました。今回も素晴らしいです。


我慢しない

2009-01-04 03:23:25 | SP(Standard Program)
●業務連絡。最近は人もめっきり減ったmixiで今年から日記をつけることにしました。誰でも読めるわけではない設定にしてあるので興味ある方は訪ねてきてください。マイミクっつーんですか?その何か仲良しなんだかそうなんだか怪しい関係になると読めます。「jumper from 333」で検索すると良いかも。

●先日、ぼんやりとテレビ誌のドラマ欄を眺めながらふと「最近のドラマは片思いモノが減っているんじゃないか?」と思いました。そんなジャンルがあるかどうか知りませんが、要は恋愛もので、登場人物が誰かに片思いしているという設定のあるドラマです。時代が変われば恋愛スタイルも変わりますから、人がどのようなプロセスを経て出会い、交際するかは変わっていくわけですが、時代の流れとともに片思いする人は減って来ているという個人的な印象があります。

●もしかしたらそんなことを思っているのは30歳代の筆者だけで。若者たちは「そんなことない!私は片思いしまくりで、切なさ炸裂中です」と言うかもしれません。しかし、片思いって要は切ないとか何だとか言う以前に「我慢」が必要なものですよね?だって付き合いたい、一緒に遊びに行きたい、メシも食いたい、裸で楽しいこともしたいという気持ちが叶えられない状況ですよね。だから「片思いも立派な恋なの」は正論ですが、ベースには「何らかの欲望を我慢」している状態が続くわけです。そこでここからは筆者の推論なんですが、要は片思い話が減っているのって、人が我慢できる容量が減っていることとどこかでシンクロしているんじゃないでしょうか?

●ここでも繰り返し書いていますが、今の社会はとにかく「我慢しない」ことにすべてのエネルギーを費やす方向に向かっています。そういうアメニティ至上の社会と片思いの物語は相性がよろしくありません。誰でもすぐに連絡が取れて、欲しいものがボタンひとつで届く社会と「ああ、あの人とデートに行きたいけど不可能」はうまくそぐわないんです。そもそも「誰かを好き」という感情自体が不条理で理由があってないようなものですから、快適さを常に求める環境からすると明らかにそれは「排除」されるべきものなわけですよ。それが倫理的に許されるかどうかはともかく、アメニティを最優先にするなら「とりあえず仲良くできる相手を複数用意してメールですぐに呼び出せる状態をキープしておく」ことになります。男女関係がタコ足になっているという話はよく聞きますからね。この話、長くなってきたな。明日に続きます。

●じゃ今日も思いつきで音楽を。ラヴェルの『Toccata』です。


正月は終わった

2009-01-03 02:39:44 | SP(Standard Program)

●初売りだ何だと盛り上がっている昨今ですが、そういうものを見事にスルーして普通に本屋で本を買い込んでいたら1月2日が過ぎていきました。大掃除であれこれとモノを捨てたのでいい気分だったのですが、これでは何の意味もないよ。

●さっきニュースサイトを眺めていたら「バンカメ、メリル買収。リーマン連鎖破綻回避」という早口で読むと日本語ヒップホップのライムのような見出しが掲載されていたのですが、バンカメって米大手銀行「バンク・オブ・アメリカ」のことなんですね。この銀行の名前は知っていましたが、バンカメと呼ばれているとは知りませんでした。ニュースの見出しって短い文字数で伝えようとするから、妙な略し方になっていたりして面白いんですよね。それをワザとやっていたのが東京スポーツ!伝説の見出し「落合一家、チンポ丸出し」は永遠に忘れる事はありません。ちなみにどんな記事かは各自調べてください。

●で、帰宅して今日は買ってきたドラクロワの画集を眺めてお正月。ま、こんな絵を眺めても何の正月感もないわけですが。ただ、こうして画集や写真集などをじっくりと眺めていると「何でもかんでもネットで済むとは思えないな」と思いますね。実はここ数日、興味があってドラクロワの絵をネット上で眺めていたのですが、絵画はやはり書籍のカタチでじっくりと眺めた方が断然良いという結論になりました。そりゃ実物が一番いいに決まってるけどさ。書籍が売れなくなって久しいと言われていますが、書店に行くとまだまだ本が生き残って行く余地は残っていると思います。ちなみに本日掲載したのは『十字軍のコンスタンチノープル入城』という作品。

●あまりにヒマなのでめずらしくテレビをつけてみたりするわけですが、見慣れていないものを眺めてもまったく面白いと思えず10分ほどで電源を切ってしまいます。テレビのバラエティってきっとある一定期間見続けるとマナーがわかって楽しめるものだと思うんですよ。あまりにも多くの人が毎日普通に見ているので気がつかないだけで。筆者も学生の頃は毎日楽しく見ていました。しかし、ある期間見るのをやめると「何が起こっているか」はわかっても「何を楽しんでいいのか」がイマイチわからんのです。出てくる芸能人もほとんど知らない顔だしな。イメージ的には地方に旅行に行ってテレビをつけたら「その地方で絶大な人気を誇るローカル番組」をやっている時の感じ。見ているこっちに馴染みがないから、楽しみどころがイマイチわからん、と。日頃テレビを見ない方はわかっていただけると思います。そういう方は『HERO』の再放送をご覧ください。雨宮さんはいつ見ても最高ですから!

●じゃ、音楽は思いつきですがこれで。名曲でございます。


2008年の1ダース

2009-01-02 01:11:38 | SP(Standard Program)
年始恒例。映画1ダースです。筆者が去年観た映画の中から勝手に1ダース(12本)を紹介しております。『シークレット・サンシャイン』、『全然大丈夫』、『ダージリン急行』、『エグザイル/絆』は去年の1ダースに入れておりますので外してあります。ではまずタイトルから。

○2008年の1ダース(タイトル/監督 ※タイトル五十音順)
『ウォーリー』/アンドリュー・スタントン
『M(エム)』/イ・ミョンセ
『崖の上のポニョ』/宮崎駿
『片腕マシーンガール』/井口昇
『ぐるりのこと。』/橋口亮輔
『Sparrow/文雀(原題)』/ジョニー・トー
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』/ポール・トーマス・アンダーソン
『ダークナイト』/クリストファー・ノーラン
『タクシデルミア』/パールフィ・ジョルジ
『人のセックスを笑うな』/井口奈己
『HOT FUZZ』/エドガー・ライト
『ミスト』/フランク・ダラボン


去年は3分の1が来年公開の映画になってしまったので今年は年内に公開されたもので揃えてみました。ただ『文雀』に関しては…しょうがない。これを外すわけにはいかんのです。東京フィルメックスで2回だけ上映されたジョニー・トーの新作ですが、こりゃ完全なミュージカル映画の傑作!いや、誰も歌いはしないのですが、冒頭でチンケなスリ役のサイモン・ヤムが音楽にシンクロして身体を揺らしている段階で完全に降参。福岡でやっと観た『マッド探偵』も含め、イチ早い日本での一般公開を希望します。

アニメーションはジブリとピクサーという両雄になってしまいました。超絶技巧を駆使して物語も何もなく、ただひたすらに欲望が画面いっぱいに炸裂する『ポニョ』は楽しませてもらいました。決して尊敬はしませんが。『ウォーリー』はジブリとは真逆の方向に進化を続けてきた彼らのひとつの到達点。映画の前半/後半でリズム、動き、CGの使い方がガラッと変わる構成も俺的にはオッケー。そしてラストはこんなにも純粋でベタな物語をブツけてくる彼らの志にホロリと来てしまいました。

日本映画はどれも完成度高し。2本目にして巨匠感アリの井口奈巳に、待った甲斐があった橋口亮輔。次はまた6年後なんだろうか?そしてこちらも巨匠です。井口昇の『片腕マシンガール』!野蛮な映像の中に優しさと真心が詰まっていて泣けました。『M』と『タクシデルミア』は完全な偏執狂映画。どちらもビジュアルに対するコダワリがハンパなし!コダワリという点では『HOT FUZZ』もスゴかった。エドガー・ライトの映画愛が映画の完成度を阻害することなく炸裂している様には感服。

そしてアメリカ映画がやはり…スゴいんですよね。フランク・ダラボンの傑作『ミスト』はダラボン大好きのグチャグチャドロドロ描写がふんだんに盛り込まれつつもスーパーマーケットを舞台にしたアメリカ社会の縮図アリ、予想もしなかった衝撃のラストありと戦慄し通し。個人的には“希望”について考えさせられる作品。それは『ダークナイト』も同じこと。純粋な悪であると同時に、”人間の中の悪魔”をあぶり出すことに命をかけるジョーカーの存在を描ききった傑作。

そして12本の中の頂点に立つのがPTAの新作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』。欲望に取り付かれたモンスターのような男がひたすらに石油と権力を求めて暴走する戦慄の160分(体感時間は100分)。目的もなくただ「石油と金と権力が欲しい」という男を完璧に造形した狂気の1作。こ、言葉もないっす。

というわけで他にも素晴らしい映画はあるわけですが、ひとまずこの辺で。今年もよろしくお願いします。

謹賀新年

2009-01-01 04:12:16 | SP(Standard Program)

新年あけました。

今年も当ブログをどうかよろしくお願いします。

熱烈に応援してくれとは言わんが、今後もほんのり好きになってもらうぐらいの感じで、ひとつ。

管理人from333