Break Time Ⅱ

coffee breakで気分転換を~♪

老虎残夢

2022-06-30 23:07:22 | 日記
桃野雑派 (著) 老虎残夢 第67回 江戸川乱歩賞受賞作  を読んだ。
武侠小説であり、ミステリー小説でもある。



あらすじ<ネット参照>

湖上の楼閣で舞い、少女は大人になった。
彼女が求めるのは、復讐か恋か?

私は愛されていたのだろうか? 
問うべき師が息絶えたのは、圧倒的な密室だった。
碧い目をした武術の達人梁泰隆。その弟子で、決して癒えぬ傷をもつ蒼紫苑。
料理上手な泰隆の養女梁恋華。三人慎ましく暮らしていければ、幸せだったのに。
雪の降る夜、その平穏な暮らしは打ち破られた。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羊は安らかに草を食み

2022-06-24 22:13:37 | 日記
宇佐美 まこと (著)羊は安らかに草を食み を読んだ。
壮絶な戦争体験をした老女、その認知症になった友に寄り添って
彼女の心のつかえを取り除いてあげたい・・・と行動を共にする友人二人。
そして過去を振り返りながら旅をして知る数々の事実。
読者をも巻き込んで進む結末にのめり込んでしまった。



あらすじ<ネット参照>

認知症を患い、日ごと記憶が失われゆく老女には、それでも消せない “秘密の絆" があった――
八十六年の人生を遡る最後の旅が、図らずも浮かび上がらせる壮絶な真実!

過去の断片が、まあさんを苦しめている。
それまで理性で抑えつけていたものが溢れ出してきているのだ。
彼女の心のつかえを取り除いてあげたい――
アイと富士子は、二十年来の友人・益恵を “最後の旅" に連れ出すことにした。
それは、益恵がかつて暮らした土地を巡る旅。
大津、松山、五島列島……満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延び、
今日の平穏を得たのか。彼女が隠しつづけてきた秘密とは? 旅の果て、
益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、老女たちの運命は急転する――。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高瀬庄左衛門御留書

2022-06-22 21:41:34 | 日記
砂原 浩太朗(著)高瀬庄左衛門御留書 第165回直木賞候補作 を読んだ。

「こんな時代小説を待っていた」の声多数!
生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説
と言うだけあって、読後の余韻が素晴らしかった。



あらすじ<ネット参照>

神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。
50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。
残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。
しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お探し物は図書室まで

2022-06-22 06:54:24 | 日記
青山 美智子(著)お探し物は図書室まで  を読んだ。
肩の凝らない内容で、読後もとても温かな気持ちが続く。



あらすじ<ネット参照>

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、
思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。

狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。
本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。
不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。

そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、
小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。
本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。
「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。
「本の付録」と――。

自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死者にこそふさわしいその場所

2022-06-19 21:29:19 | 日記
吉村 萬壱 (著)死者にこそふさわしいその場所 を読んだ。
読み進めても一向に内容が入ってこなかった。


あらすじ<ネット参照>



怖いものほど見たくなる、駄目なものほど癖になる。
日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な人間植物園。

折口山に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。
・セックスの回数を記録する愛人
・徘徊癖のある妻を介護する老人
・アパートのドアが開きっぱなしの裸男
・朝どうしても起きられなくなってしまった女
・困った人の面倒を見たがる聖職者

町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする