マチネの終わりに

平野 啓一郎 (著) マチネの終わりに を読んだ

映画化されて話題だったのでぜひ本で読んでみたいと思った。
すれ違う切ない大人の恋愛に胸を打たれた。



あらすじ＜ネット参照＞

天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。
四十代という“人生の暗い森”を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に、
芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死などのテーマが重層的に描かれる。
いつまでも作品世界に浸っていたいと思わずにはいられないロングセラー恋愛小説

こちら あみこ

今村 夏子　著　こちら　あみこ　を読んだ。

不思議ちゃんの目で見た生活など三つの短編




あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。
純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、
第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。

フーガはユーガ

伊坂 幸太郎 (著) フーガはユーガ 2019年 本屋大賞ノミネート作品 を読んだ。

双子の兄弟が体験する哀しい境遇と不思議な力と人生を語る



あらすじ＜ネット参照＞

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。
双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。
僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋)

赤川 次郎 (著) 栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋) を読んだ。

主人公を取り巻く人たちの大小の事件を混ぜながら、話は進む。




あらすじ＜ネット参照＞

次々と仕事を進める爽香の前にトラブルは絶えない!
都市開発を主導する大企業が抱える複雑な事情。
愛人の死体隠蔽に奔走する取引先の男。
そして、勤務する“G興産”の社長・田端の心変わり!?期せずして爽香は苦難の渦に呑み込まれる。
一方、夫・明男は、彼に恋する未亡人・大宅栄子と二人きりで会うこととなり…。
登場人物が年齢を重ねる大人気シリーズ!

せつないカモメたち

高樹のぶ子【著】 　　せつないカモメたち　　を読んだ。
結末が一方向で、すべてが解決したとは思えなかった。




あらすじ＜ネット参照＞

キャリアもなく子供もいない。夫と別れた占部香代子の自由だが空虚な日々。
映画館で働くうち、謎の美少女アヤと出会い、アヤの父にも惹かれセックスを重ねる。
少女と中年女性とのぎこちない友情を軸に、女子中学生の自殺の真相を追いながら、
離婚した男女や疲れた教師など不器用につまずきながら生きる人々のすがたを、
せつない情感たっぷりと描ききる著者の新境地！