Break Time Ⅱ

coffee breakで気分転換を~♪

2021-12-25 18:04:14 | 日記
村山 由佳(著)噓 読んだ。
中学生のある時期に体験した事件を通して四人の変わりゆく姿が切なかった


切なさに悶え読み必至!
絶望の果てに辿り着く、究極の愛の物語。
幼い頃に養父を亡くし、母親の愛人から日常的に暴力を受けていた刀根秀俊(とね・ひでとし)に、
十四歳のとき初めて気の置けない存在ができた。
中学二年のクラス替えで、近くの席になった美月、陽菜乃、亮介だ。四人で過ごす時間は、
秀俊にとってかけがえのないものとなる。
しかしその年の夏休み、彼らをある事件が襲った。
想像を絶するような悲劇に、四人の人生は一変してしまう。
それから二十年。大人になった秀俊は、暴力の連鎖から抜け出せず、
彼を思う美月、そして陽菜乃と亮介もまた、いまだ秘密と後悔にもがき続けていた。
絶望の果てに辿り着く、究極の愛の物語。
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最終飛行

2021-12-19 07:53:03 | 日記
佐藤 賢一(著) 最終飛行 を読よんだ。

大好きだった『星の王子さま』の作家の半生を垣間見えた感じがした。



あらすじ<ネット参照>

世界中的ベストセラー『星の王子さま』の作者サン=テグジュペリ。
彼は作家であると同時に、飛行機乗りでもあった。

純粋で、かつ行動的なサン=テグジュペリは、ナチスドイツ占領下でドゥ・ゴール派とヴィシー派の政治抗争に巻き込まれる。
苦渋の選択の末に渡ったアメリカで書き上げたのが、自身唯一の子ども向け作品『星の王子さま』だった。
そして、念願の戦線復帰が叶い、ナチスドイツとの戦闘に復帰。危険な偵察飛行を繰り返し――。

破天荒な愛に、かけがいのない友情。困難な時代に理想を求めて葛藤する姿。
サン=テグジュペリの半生を精彩豊かに描く長編小説。
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じい散歩

2021-12-13 14:39:52 | 日記
藤野 千夜(著)じい散歩 を読んだ。
先に「8050問題」を読んだ後だけに、こういう家庭も現実にはあるかもしれないと想像する。


あらすじ<ネット参照>


明石家は夫婦あわせて、もうすぐ180歳。
一家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻はそんな夫の浮気をしつこく疑っている。
長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男は自称・長女のしっかり者。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。

……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。
飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に響く、現代家族小説の傑作!
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かか

2021-12-11 22:58:20 | 日記
宇佐見りん (著) かか  第33回三島由紀夫賞、第56回文藝賞受賞作  を読んだ。
主人公の心の悩みや葛藤。方言を上手く使って表現しているように感じた。


あらすじ<ネット参照>


うーちゃん、19歳。
母(かか)も自分も、もう抱えきれん。

痛みと切なさを描く20歳の才器、第56回文藝賞受賞のデビュー作。

19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。
かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。
鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。
脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位……
自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。
彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ――。
未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。
痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。
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8050問題

2021-12-09 22:50:34 | 日記
黒川祥子(著)8050問題 を読んだ。
高齢化しつつあるひきこもり。
それぞれの環境に違いはあるが、幼少期の親子関係も大きな要因の一つのようだ。


あらすじ<ネット参照>

本書で描かれるのは、7つの家族の物語。皆一様に、“普通”から滑落した人々だ。
そこからの再生、“ルネッサンス”の物語でもあるが、その歩みはあまりに弱々しく、輝かしいものではない。
しかし、長い間「社会と関係ない人間」だった筆者には、痛いほどわかる。
踏み出した一歩の偉大さも、それが半ば奇跡だということも。
彼らを知れば、「8050問題」はすべての家族に起こりえるリアルな“将来”の1つであり、
にもかかわらず差し伸べられる手の少なさに愕然とする。
かつて“当事者”だったことを盾にとり、不謹慎な物言いをお許しいただこう。
本書は「面白い読み物」。
絶妙な距離感で取材対象と接し続けた著者が、丁寧かつ情熱的に書き上げた一冊……
「ひきこもって」一息に読み終えることをお勧めする。
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