Break Time Ⅱ

coffee breakで気分転換を~♪

夜の道標

2023-03-30 20:19:17 | 日記
芦沢 央 (著) 夜の道標 を読んだ。
2つの話が一つに繋がって哀しみを誘う内容に感涙した。



あらすじ<ネット参照>


あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた――
1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。
早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も、被疑者の足取りはつかめていない。
殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、
半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。
それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていく――。
『火のないところに煙は』『汚れた手をそこで拭かない』の著者による、慟哭の長篇ミステリー。
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余命一年、男をかう

2023-03-23 12:30:15 | 日記
吉川 トリコ(著) 余命一年、男をかう  を読んだ。
ありそうでなさそうな内容に息抜きが出来るような内容



あらすじ<ネット参照>


幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。
ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。
医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。
病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭の、どこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まるーー。
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石を黙らせて

2023-03-21 18:19:35 | 日記
李 龍徳(著) 石を黙らせて  を読んだ。
少年時代に犯した罪。
結婚を前にしてよみがえり、どうしたら償えるかを試行錯誤
罪と罰の狭間に苦悩する姿。考えさせられる内容





名も知らない女性の人生を、尊厳を傷つけた。
過去の強姦を告白し、婚約者と家族から断絶された男は、
謝罪のために事件を公表し、被害者探しを思い立つ。

せめて罰を受けさせてくれ
罪とはなにか。その罪に許しはあるのか。

『死にたくなったら電話して』の著者が突きつける、このうえなく深い問い。
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ペッパーズ・ゴースト

2023-03-19 13:16:51 | 日記
伊坂 幸太郎(著)ペッパーズ・ゴースト を読んだ。
少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師と女子生徒の小説。
微妙に絡んで展開する思わぬ出来事。ハラハラしながら読んだ。



少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。
生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!
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琥珀の夏

2023-03-03 22:37:32 | 日記
辻村 深月 (著) 琥珀の夏 を読んだ。
カルトと批判された〈イミラの学校〉に関わった人たち。
その子供たちが大人になって繰り広げられる世界観と哀しみ。
最後まで引き込まれる内容だった。



あらすじ<ネット参照>

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。
封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。

かつてカルトと批判された〈イミラの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。
弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。
小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。
そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、
合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。
もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。
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