CRT栃木放送(1530KHz,864KHz,1062KHz)限定だが、日替わり(半日毎に交代)で交通情報を担当しているもりたさんがなかなか素晴らしい。
連休前は顕著だったが、なんか後ろで怖いセンパイがグーテンモルゲンを持って構えているか、後ろ手に縛られた上、膝に石畳を載せられたかの様な、今にも泣き出しそうな、半ベソかきながら、つついたらぶわっと泣き出しそうな、そんな震えて消え入りそうなアナアンスなのだ。
イメージとしては虐められた仔ウサギか仔犬がぶるぶる震えながらマイクに向かっている、そんな感じだ。
ことNHKテレビの担当者は、ややもすると『ドライバー達よ、どう?私の美貌は!あんた達は私の指示通りに運転すればいいのよっ!!』となりがちだが、もりたさんにそれはない。むしろ「国道121号は自然渋滞で混み合っています、すすみません、ごめんなさい(泣)」ぐらいの勢いなので「あ、ゴメンゴメン。仕方ないよね、もう泣かないで」と受け入れざるをえないのだ。
確かに犬HKのハブちゃんはシャーシャーと可愛いし、メイクした梨恵女子は美しいが、「犬HKに出てるのよ」ビームがブラウン管からもLCDからも、当然ラジオのスピーカーからもIFTからもでている(でもOLEDからは出ないと思う)。
もりたさんにそんな傲慢さはミジンコも無く、ひたすら謙虚な、泣き出しそうなアナウンスがあるのみである。
そこが男心をくすぐり、嗜虐心を震わせるのだ。
連休明けからは少し弱々しさが無くなってしまい残念至極であるが、まだ後ろ手に縛られているだろう事は、息も絶え絶えのアナウンスからも明らかである。
この貴重なアナウンサーを護るため、全国のリスナーよ、団結せよ!