夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

行き詰まり地獄…★

2013年05月23日 | 旅行
作文の先生は若い。女の子と言ってもいいくらい。
よく字を間違える。一番前に座るあたしはそっと指摘する。
今日はハニーに指摘されていた。
書き直した後彼女はあたしの顔を見て、「これで合ってる?」と聞いてきた。
あたしは黙って頷いた。
「あなたに頷いてもらうと安心するわ。」
今まであたし、揚げ足取り過ぎたかしら。

10日後にPPTを控えている。
例の、口語の授業中30分間、1人で日本を紹介しなければならないやつだ。
蒸し暑い部屋で、何時間も机に向かい資料を集める。気が狂いそう。
部屋から出よう。給湯室におばちゃんがいた。「息が詰まるよ。あああ~」

ちょっとした用事でゆっちゃんがやって来た。
「苦しいよお~」
「そうだ、いい事教えてあげる。リーティンシンが髪切ったよ。」
マジ? 見に行こう!

2階に下りて部屋の前でリーティンシンを呼んでみたらすぐ出てきた。
坊主!まったくの小僧!かわいいじゃん。
「何でドアをノックしないの?」
「邪魔しちゃ悪いと思って。」
「もう十分邪魔してるよ…」
いい気分転換になった。

どうも最近面白くない。
西安に着いたばかりの、毎日が充実して、何もかもが新鮮だったあの頃の輝きはどこに消えたのか?
初心に戻らねば!

珍客天国…☆

2013年05月23日 | 旅行
とにかく蒸し暑い!
教室のクーラーは壊れている。学校側に直す気は毛頭ないだろう。
連日の食欲不振と熱帯夜による睡眠不足がたたってか、見る見る痩せてきているのはとにかく、両手が軽くしびれる。これはヤバイ! 夜はしっかり食べよう。

この暑い中、今日はその教室で異例の午後授業。
授業の5分前、部屋でまだキャミソールのままくつろいでいると、風通しのため半分開けておいたドアを誰かがノックする。
面白くなくなった山……もうめんどくさい、リーティンシンだった。珍しい。
露出度が高いけど急いで上を着るのも意識しすぎ? でも相手は19歳。
ドアは半開きのままで話を聞くと、異例の授業に教室が開いてなく、誰もいなくて不安に成ったらしい。あらカワイイ。

教室から近いとは言え、でもなんでまたあたしの部屋に来たのかしら?
3つ隣にはハニーとルアンのベトナム2人部屋があるのに。
リーティンシンが部屋を訪れたことなんか1度もなかったのに。変なの。

堪らなく暑い授業。半分しか出席していない。
休み時間にルアンがアイスを買ってきて、みんなに配ってくれた。
先生もアイスを食べながら授業、ゆるいなあ。




やっぱり浩一天国…☆

2013年05月21日 | 旅行
何もない一日だったなあ…。
いや、ひとつあった。

昼過ぎに浩一が部屋に来て、鍋を貸して欲しいと言った。
「この間使っていたのも借りたやつだよ。」
3階の日本人のおば様の部屋に行き、浩一のために中くらいの鍋を借りてあげた。
「ラーメン作るけど、味見する?」
「うん。できたら部屋に持ってきて。」

しばらくして浩一は鍋に辛ラーメンを入れて持ってきた。
「韓国の味が食べたくなってね。」
あたしの分をコップに少し取り分けてくれた後、浩一は鍋のラーメンを食べ始めた。
ここで食べるの!?
3分で食べ終わり、浩一は部屋に戻っていった。
浩一はやっぱりあたしのことが好きなのかしら?
告白でもされたら、いいネタになるんだけど。

ついでに言えば、最近英漢翻訳クラスで一緒のソマリア人に、なんだか好かれているような気がしてならない。
この間は5人しか出席していなかったのに、20ある席の中、わざわざあたしの隣に来た。
今日は真横からしばらく視線を感じた。あたしは気づかない振りをした。
何かあったら報告します。

夜、浩一にメールを送っていたゆっちゃんはイライラしていた。
「返信来ないよ」
ここで生まれたのが、この言葉。
「浩一のクセに!」

ごめんなさい天国…☆

2013年05月20日 | 旅行
今日は口語の寸劇の本番日。
ハニーとあたしは恋人、浩一が整形外科医の役。演技もなかなかだったと思う。
「あなたたちのグループは、台詞を完璧に覚えていて良かったわ。」
放課後に3人でハイタッチ。「イエーイ!」

最近、めっきり食欲がなくなり、夜も眠れない日が多い。
心配してくれたゆっちゃんが誘ってくれた。
「日本食なら食べられるんじゃない? 日本料理の店行こうよ。」
「大丈夫大丈夫。自炊もできるし。」
ありがとうゆっちゃん。

部屋が暑くてたまらない。
ドアを全開にして中で座っていたら、通りかかったハニーが声をかけた。
「ご飯食べた?」
「まだ。」
食堂のご飯はこれっぽっちも食べたくなかったけど、急いで支度をして、ハニーと一緒に外に出た。
この子といると満たされるなあ…。
でもやっぱり食が進まず、食堂のおかずを半分残してしまった。ごめんなさい。

実に癒された午後の始まり、後で振り返って反省。
あたし2人で歩いている時、すごくルンルンしてたよね…?
浩一と2人でご飯行く時と、まったく歩き方が違ってたなあ。
ゴメン、浩一。

そしてなにより、ゆっちゃんに謝らなければ…。
「あんな心のこもった誘いを断って、ハニーと食堂行っちゃった…」
「なに~!」
ごめんなさい、ゆっちゃん…。

涙のワケは天国…☆

2013年05月19日 | 旅行
「お昼に校内の綺麗な場所で、写真を撮りましょう。」
王ちゃんの誘いにあたしとゆっちゃんとその相互学習の相手ダイアンが集まった。
よくわからないけど、カメラを独学しているという男の子が現れ、並木道をバックに細かい立ち位置とポーズを指定され、ご自慢のカメラでじっくり時間をかけて1枚1枚撮り始めた。
あたしもカメラを用意していたのに、必要ないと言う。

図書館前に移動し、広場に移動し、4人の写真を何枚も何枚も…。
これは一体何なのだろう?
「こうやって写真に残しておけば、2人が帰国した後でも思い出に残るでしょ。」
王ちゃんの言葉に、「思い出にしなくていいよ、会いたいと思えばいつでも会えるから」…答えようとしたけれど、中国語に翻訳するのが間に合わず、涙がどっと溢れてしまった。

あたしが一番恐れていることはまさに、「帰国時の別れ」。

いつまでもこうしていられるわけではない。
この貴重な時間を大切にしよう。

涙顔のあたしの手をとって、王ちゃんはさらに泣かせることを言う。
「中国では、仲良しなら女の子同士でも手を繋ぐんですよ。」
2人で手を繋いで、歌を歌いながら歩く。
「あ・る・こ~、あ・る・こ~、わたしは~元気~」

原っぱでジャンプして1枚、また1枚。
向こうの木の陰から、聞いたことのあるような話し声が…。見るとやっぱり、隣の隣の部屋の日本人の男の子。こっちを見てうれしそうに話している。
その横にいたのは、わっ、3D! 満面の笑みを浮かべて、大きく手を振っている。
あたしとゆっちゃんはへなへなと膝をついて大笑いした。
存在だけで笑えるキャラクター、文章で伝わらないのが非常に残念。