お誕生日会天国…☆

「何か作るから後で部屋においで」
今日はゆっちゃんの誕生日。
またもやリンチーさんにフライパンを借りて、お好み焼きを焼いてあげた。
お好み焼きが焼きあがる前に、１人、２人…クラスメイトがやってきた。
あたしがサプライズで前もって呼んでいたのだ。へへへ。
蒸し暑い部屋の中、総勢９人が集まった。
日本、韓国、ベトナム、メキシコ、フランス…国際色豊かな誕生日会と言うのも初めてだなあ。
盛り上がらなかったらどうしよう…と思っていたけど、２時間の楽しい誕生日会をプレゼントできた。よかった。

ゆっちゃんが前からケーキを食べたがっていたので、その後カフェに行く事にした。
“公務員”も誘ってみようか。いきなり彼の部屋をノックした。
「あたしたちケーキ食べに行くけど、行く？」
「行く。」迷いがない。
洛陽でずっと一緒に行動していたあの子と、その後どうなのかしら。
思い切って聞いてみた。
「全然。だってあの子には彼氏がいるんだ。」
な～んだ、がっかり…。面白そうなネタが１つ消えた。
「あたしはアンタが幸せになれるように願っているわ。」

ちょっとした話の流れで“公務員”は「鈴木顔をしている」となり、「いいや、佐々木顔だよ」と発展し、最後には韓国人の彼に「佐々木浩一」と名付けてあげた。

帰り際、大型スーパーまで足を運び、ちゃんと電気調理器対応の32センチフライパン（というか中華鍋）を買った。39元（600円）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

誕生日会の後で考えた、留学生活ならではの「こんな誕生日会はイヤだ」

・お好み焼きを食べさせたら、宗教的に豚肉がＮＧだった。
・１人ラマダン中だった。
・もらったプレゼントが心理的に重すぎる。
・もらったプレゼントがエセミッキー。
・バースデイソングの歌詞がグロテスク。
・バースデイソングの歌詞が卑猥。
・何かのサナギが誕生日定番のご馳走。
・親しげに肩を叩いたら「ドントタッチミー！」とキレられる。
・何か痛い儀式を強いられる。
・大量のトマトをぶつけられる。
・ケーキの火を崇める子がいる。
・領土問題に言及してしまう。