なんちゃって日記

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2010-10-03 22:06:42 | 日記
観てきましたっ。
ONE OR 8『絶滅のトリ』@シアタートラム。

ワタシが演劇とか映画を観に行った時の、よかったorイマイチ、のボーダーは、その時間をいい時間と言えるかどうか、だと思っています。
それをもう少し具体的にいうと、何か1つでも素敵と思えるものがあるがどうか、になります。

そんなワタシの『絶滅のトリ』の感想。

一番の強く残った印象は、不慣れなんだろうなぁ、です。

まず、最初に「ん?」と思ったのは、予約していた受付でチケットを受け取る時でした。
未だかつて遭遇したことのないシステム。
いろんなやり方があるだろうとは思うのですが、明らかに効率が悪いように感じました。
客席に誘導してくださった方の感じも、スムーズとは言い難いような…。
でも、受付の方も誘導の方も決して印象は悪くはなかった………ということは、慣れていないのではないか、というのが、ちょっと考えてワタシが到った結論です。
ONE OR 8はいつもは大劇場でやってるところだしなぁ、と思いつつ、観劇しました。

劇中でも、その不慣れさは出ていた気がします。
不自然ではなかったですが、暗転が長いと感じました。
(そんなに大がかりな転換ではなかったのですが。音楽との兼ね合い???)
ワタシがよく観に行く小劇場系の演目は、そのあたりをうまく工夫なさっているものが多いので、もう少しうまく処理する方法があるのではないかなぁ…と思います。
いつもの大劇場だとイイカンジにひょいひょいっとイケるのかなぁ、と余計なチャチャが頭をよぎったり。

でも、非常に演技が巧みで素晴らしかったです。
柄本佑さんを生で観られて嬉しかったのですが、どの人もまんべんなく上手いなと、圧倒されながら観ていました。
ちょっと間延びしてるなぁ、と感じる場面もあるにはあったものの、舞台特有の非日常さとつくりすぎない感じのバランスが、とても心地よかったです。
特に高乃麗さんが、不倫をしている女性をサバサバと魅力的に演じてらしたのが、印象的でした。
あと、きわだって声が素晴らしかったです。
帰ってからネットで検索したらライチュウの声の方なんですね…!

今回は、トラムの公演でよく感じる「ハングリーさ」みたいなものは全く感じなかったのですが、円熟した演技を楽しんできました。
「演じる技術」だよなー、と思います。
いやー、いいもん観た!