旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

ポール・スミザー氏のセミナーへ

2015年11月10日 10時36分23秒 | ガーデニングセミナー

8日(日)

滅多に有料のガーデニング講座には出向かない私ですが、この度は珍しくスケジュールが合ったので、京王フローラルガーデンアンジェでのポール・スミザー氏のセミナーへ。
以前、講演や、偶然お会いして話を伺ったり、何度かメディアで拝見し、スミザー氏の考え方に共感していたので、一度ガーデニングの講座も受けてみたいと思っていたの。
午前中は座学、午後は実技で、お弁当付き。

午前の講座では、初めにガーデニングで使う道具の紹介と、その使い方、メンテナンス方法など教えていただきました。
特に細身の山菜掘りナイフと尖端が平らになっている株分け用のスコップは初めて見ました。
プロにはプロの道具があるのですね~

秋の庭仕事として、まずは庭木の剪定について。
ユキヤナギを例にして、説明がありました。
「地上〇〇センチで角刈りになってるのを見るけれど、それはダメで~」と、続く話は、スミザー氏の面白口調が絶好調
ユキヤナギなどの旧枝咲き(前年の枝に花が咲くタイプ)は、古太枝を強剪定し、今年出た新枝を残すと、翌年沢山の花が本来の雪柳の姿で咲くとの事。
透かし剪定とでも言うのでしょうか
強剪定と弱剪定を使い分け、2年越しで剪定を考えると良いみたい。

バラに関しては、現在は使えない農薬が増えている事もあり、耐病性のある品種、例えばハマナスを植えると良いとか。
アブラムシがついても少しの間我慢するとテントウムシがやってきて、アブラムシを食べてくれるので、農薬を使わずに済むとか。
その後の話では、シジュウガラの子育てではものすごい数の虫が必要なので、庭で沢山虫を食べてくれると、農薬は必要ない云々。
スミザー氏の持論でしょうね。
「オールドローズについては、皆に愛されているから今も残っているだけの弱い品種もあり、オールドローズすべてが強いわけではない」と言われ、至極納得
木に絡まっているバラは、その棘が樹皮に刺さって、そして階段を上がるように登って行く・・・という話も興味深かったです。

他に、多年草の株分けや切り戻し、スギナの駆除の方法や、雑草よけのマルチング等々、氏の絶口調は続きましたが、細かく記載すると長くなるのでこの辺で

テキストとしてスミザー氏の「ナチュラルガーデンをつくろう!」が必要で、購入したらサインしてくださいました。
丁寧で可愛いイラスト付き

「ナチュラルガーデン」とは、単に自然風に見える庭ではない・・・と、この本を読めば彼の考え方が良くわかると思います
講座ではあまり使わなかったんですけどね


午後からは実技でしたが、雨のためもう少し座学をしてから始まりました。

アンジェの庭に出て、樹木の状態の見方、剪定の仕方等の説明と、実際に剪定してみせるスミザー氏


かたまりになった球根を掘り上げて、分球し、植え方の説明している様子。
山菜掘りナイフが大活躍で、一つ買おうかと思いました。


カレックスを株分けする様子。
株分け用スコップも役立っていました。


小一時間の実技でしたが、結構寒かった~
でも有意義な時間でした。
なにより彼の自然と植物に対する愛情を感じたし
セミナールームに戻り、更に質問を受け、終了

今回は、庭仕事の講座でしたが、いつか彼のガーデンについての考え方もじっくり聴いてみたいものです。
清里の庭にも行ってみたいわ~
とっとりは遠いわ~

アンジェの講座は春にもあるそうなので、興味のある方は是非チェックしてみてね

それにしてもアンジェは、相変わらず雑然とした部分が目立ちました。
花壇内のスギナぐらいちゃんと駆除したらどうなのだろう
有料ガーデンの基本じゃないのだろうか・・・


今朝、我が庭でシジュウガラを一匹見かけました
旧庭では毎日のように見ていたのにな~
これからは番で、そしていつか家族で来てくれますように~ 旧庭のように。

 

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