旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

庭作り講座  「冬~早春の管理」

2017年01月26日 09時20分40秒 | ガーデニングセミナー

昨日は横浜イングリッシュガーデンのサポーター向け庭作り講座に参加してきました。
講師は河合伸志さん。
テーマは「冬~早春の管理」

「今日も寒いですね。でも、この寒さは植物には必要なんですよ。」
との言葉から始まりました。
「『春化』といって、冬の寒さを潜り抜けるからこそ、花は咲く」のだそうです。
例えばソメイヨシノのような(一般的な)桜は沖縄では咲かず、沖縄で咲くのは台湾系の寒緋桜で、早春に咲く河津桜もその系統なのだとか。
また「冬に寒い方が死滅する虫も多く、春に虫が少なくなる」のだそう。
昨年の暖冬を思い返してみると、春の虫の出もかなり早かったですよね。

草花類では「伸びすぎた枝は今切らずに春先に切るのが良い」とか、「未開花苗はなるべく冬の間に霜よけをして植え付ける」
サポーターさんから「(スーパー)アリッサムが枯れこんできている」との質問がありました。
河合さん曰く「そういったアリッサムは結実しないので長く咲き続けるけれど、短命な宿根草なので2~3年で枯れるのが普通」なのだとか。
挿し芽をして増やしておくのが良いそうです。
まさに我が家も同じような状態。あんなに咲いていたのに・・・
短命な宿根草」かぁ~アルアル

「多くの宿根草の株分けや植え替えは3月上旬が適期」との事。
公園のペンステモンの株分けはもう少し待とうっと
コニファーの葉色が錆びた色から緑に変わるころが適期の目安」だそうです。
なるほど~自然が適期をチャンと知らせてくれていたんですね

バラや他の植物も病害虫対策は早春がかなり大切で、3月上旬が、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニに薬剤散布すると有効とのこと。
中旬はバラゾウムシ対策のための薬剤散布も良いそうです。
「(早春に)一度(薬剤散布)するだけでずいぶん違います」と力説されておりました。
また、一口に農薬と言っても色々なタイプがあって、「虫に寄生するカビ」であるとか、「薬剤を虫が食べると消化不良を起こして死に至る」とか、「葉の表面がアルカリ性になる」など、人体に悪影響の少ない農薬もあれば・・・
忌避剤と称されても人体に悪影響がある物もあるので、散布の際は身づくろいに気を付けるのが賢明だそうです。
どんな毒性で効いているのか知ることで、賢い選択ができる」と仰っていました。
「(薔薇の)無農薬栽培では品種の選別を厳しくしなくてはいけないことを考えると、ポイントポイントを押さえて減農薬で育てるのが、個人庭では良いのではないか
個人で薔薇を栽培するのであれば、あまり神経質にならないように」とも。

そのとおりだよな~
私の進んでいる道は間違っていないんだと納得

今回も個々のバラの特性について、クレマチスとの関係について等々色々教えていただきました。
やっぱり薔薇は「一本一本」個性が違うと考えなくてはいけません。

 

座学の後はガーデンにてブッシュローズの剪定を実演してくれる河合さん。
迷いなく鋏が入ります

大きく育った大輪のブッシュローズ「ローズヨコハマ」の剪定後。
上から三分の二ほど切ったことになったかな


アイコニック・レモネードの剪定後。
コンパクトなバラは丁寧に鋏を入れなくてはいけません。

解説を聴きながら実際の作業を見るのが何よりの勉強です。
何回聴いても見ても、毎回が勉強だわ~私などは

 


 セミナー後にガーデンを散策。
ミニクーパーは春の花販売車みたい

ハッキリした色合いは元気が出ます。


ミツマタはまだ蕾。
来月サポーター活動に来る頃には咲き始めているかしら。


来年度のガーデンサポーターの更新もできて一安心

経験と勉強が続く私のガーデニング。
努力は裏切らない」と信じて、この道を行くんだもんね~

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