6月19日(日)は、もう一人の高校時代のクラスメートも誘って、3人で恵庭の「銀河庭園」へ行きました。
このガーデンは、イギリスの有名なランドスケープ・アーキテクト、バニー・ギネス女史のデザイン。
彼女の「一人チェルシーフラワーショー」だと、私は思っています。
それだけに各コーナーのコンセプトがはっきりしていて、それをガーデナーたちもキチンと守っているのか、モヤモヤした所がなく、いつ行っても楽しめるガーデンではないかしら
何より、広大~
よって紹介しきれないので、今回はちょうど見ごろだったガーデンをピックアップ。
噴水を中心とした青いトレリスがメインの「トレリスガーデン」は、白と青の花で彩られていました。
ちょうど藤の花が満開。
白いケマンソウが大株になって、伸び伸びと茎を伸ばして咲いていました。
ノビノビ・・・羨ましい光景です
青い花はカマシア。高性の球根植物みたい。
また植えてみたい花が増えました。
スタンベリーガーデンは枯れたスタンベリー(切り株)のオブジェが特徴のちょっとジュラシックな感じのするガーデン。
テマリカンボクが満開。灰色と白と緑のクールな空間。
ボートレースガーデンは私の好きな場所の一つ。
水路があって、ここもこの時期は青と白の花が良く咲いていました。
大株のギボウシは地味な植物ですが、葉の存在感は抜群ですね
ボートレースガーデンの入り口に濃い紫色のライラックのコンテナが置かれていました。
その隣の青いコンテナには白いアリウム。
こうした統一感もこのガーデンの魅力なのでは。
私のお気に入りの札幌軟石でつくられたドラゴンの頭があるドラゴンガーデン。
宿根草が茂っていました。
ここも抑えた花色。
サルベージガーデンは鉄屑や空き缶がアートになっています。
錆びた廃鉄の赤茶色のワイヤーにライムグリーンのつる植物を誘引しているあたり、日本では早々見かけない組み合わせ
まるで鳥が花を啄ばんでいるような演出。
サルベージのこげ茶色とアルケミラモリスの黄緑がここでも映えています。
はじめてみるタイガーガーデンに友人たちはちょっと驚いていました
北海道に熱帯の出現ですから
クロボウシが似合っています。植物とデザインの調和かな。
庭園奥の丘から見下ろすと、流木アートの熊の居るベアガーデンと、その先に廃墟が見えます。
廃墟まで坂を下って歩きますよ
廃墟手前には大きな池があり、ちょうど黄ショウブが咲いていました。
この日は良く晴れて乾燥し爽やか
いっそう広がりを感じました。
ブラック&ホワイトガーデンは、その名のとおり植物も構造物も白と黒で設えられている、大人っぽい空間。
曲線のアプローチの敷石もコンセプトにたがわない作りです。
細部までこだわりを貫いているのだな~と、毎度感心する場所でもあります。
果樹の植えられたオーチャードガーデンではマルメロの花が満開だったし、モコモコのアルパカは可愛らしい顔をしていたし、パラソルの下で食べるアイスクリームやスコーンも美味しかったし・・・で、友人たちと楽しい一日を過ごせました。
ここまで広々としていて、公園ではなく「ガーデン」なのは北海道だからこそ
牧場でもありますけどね
7月に入るとバラも咲いてくるようですが、ここ「銀河庭園」はバラがなくても十分楽しめる、数少ないガーデンの一つだと感じます。
ドラゴンにはちゃんと背びれが設えられているのですよ。
サルベージのオブジェは他にもあって、アート作品としても楽しめますし、物語を感じます。
お花だけでなく楽しい時間をすごせますよ。
ジュラシック調の切り株、小首をかしげた小鳥のオブジェ、オッとびっくりドラゴン、楽しいガーデンですね。行ってみたいな。
ドラゴンはネバーエンディングストーリーみたいですね。