失敗。
KATO製国鉄101系ツヌ105F-2用組成準備車でメーカー標記印刷を残していたクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)を入場させた。
クモハ100-160,モハ101-208(ツヌ105F-2:Mc148)で成功した新ラプロス式印刷消去変更をクモハ101-155の改番でも採り入れる。
ただ車両番号標記印刷が濃くクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品),旧モハ101-91(元ツヌ122F:Mc155)とは条件に違いがあった。
国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F)。
※再生産品。
クモハ101-155(ツヌ118F)はツヌ105F-2(Mc148:再生産品+旧製品)を10両編成化するための最終投入車である。
後にツヌ105F-2用組成準備車へ用途変更される保留車が発生した切っ掛けはツヌ131F-1(M'c143)の復活計画だった。
この際増備は最小限としクモハ100-108,モハ101-215,サハ101-233(ツヌ118F:再生産品)のみに留めた。
ツヌ131F-1ではクモハ101-70(ツヌ131F:Mc70)が千葉方先頭車両共用車となる都合上クモハ101-155は投入しなかった。
しかし動力ユニット搭載車がモハ100-68(ツヌ131F)から変更出来ないと判明し新ツヌ131F-1は未成に終わった。
後々までこの影響を引き摺り初回導入の3両よりも約4箇月遅れた末にようやく回着へと至っている。
入工中のクモハ101-155。
回着当時から全く手が加えられていないクモハ101-155(ツヌ118F)は第一次整備からの開始となった。
現行LOTライト基板を持つ再生産品車両のため表示器点灯色変更施工が必須項目に盛り込まれている。
またクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品→クモハ100-160:ツヌ105F-2)と同じく将来のラシ105F(Mc148)改装も考慮する。
そのためプリズムケースにはクイックヘッドマーク用マグネット(101系メイクアップパーツ2:11-511)を取り付けた。
これでクイックヘッドマーク用マグネットの予備品は残0となったが津田沼~習志野仕様では使用機会が限られる。
更に無作為な部品転用を繰り返した影響で必要の無い車両へ装着されているマグネットもあり別段不都合は無い。
今後編成増強等で所要となった場合には主に運転台付中間組込車から撤去して対応する予定である。
水性マッキーで塗り潰した表示器用プリズム前端。
トタムコ3F(Mc78)以降から採用された現行LOT相当ライト基板は表示器類点灯色温度がフィルム幕の様に見えてしまう。
布幕らしさを演出すべく当初1stLOTライト基板振替式で対応してきたが表示器用プリズム先端色挿式へ変更となった。
試行錯誤を繰り返した塗布方法であるが現在は水性マッキーの一重塗りで完全に定着している。
但し油性マッキーとは異なりインク斑が出易い弱点を抱えており施工後の確認は欠かせない。
ただ当初から色が挿されている前照灯用プリズムと近い色合いに達すれば成功する確率は高くなる。
なお水性インクのため仮に失敗しても修正が利く自由度の高さは初心者向きだと思える。
部品交換を終えたクモハ101-155。
行先表示類は運行番号幕,行先方向幕部品とも101系メイクアップパーツに含まれる未使用品を採用した。
切り出し済保管品にはツヌ105F-2で設定した[11C]幕,[御茶ノ水]幕が無く再用は実現しなかった。
しかしKATO製101系増備も何となく終点が見えてきたためもう再用に拘る必要も無いと思う。
持ち出した黄色5号LP411前照灯は最後の101系メイクアップパーツ1(11-510)出自品である。
今後は弁天橋区仕様品(Mc170)若しくは朱色1号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ3:11-516)の塗装変更品に頼るしかない。
しかし塗装変更品では仕上がりにばらつきが生じ弁天橋区仕様品も旧製品車両,再生産品車両との色温度差が強く現れる。
出来れば未だ設定されていない黄色5号LP411前照灯のAssyパーツを別途用意してくれると有り難い。
↓
[クモハ101-155]:2-4位側。
早々に部品交換及びホース付ジャンパ栓納め仮装着を終えクモハ101-155(ツヌ118F)の改番へと着手した。
前途の通り[クモハ101-155]標記印刷が濃く新ラプロス式印刷消去は力加減に注意を要する。
印刷濃度は1-3位側よりも2-4位側が上回っており先に1-3位側の[クモハ101-155]標記消去を行った。
事前試行結果は良好でクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-160:ツヌ105F-2)並に達し2-4位側へと移行している。
ところが濃い[クモハ101-155]標記印刷が行く手を阻み1-3位側と同程度には仕上げられなかった。
ようやく[クモハ101-155]標記跡まで達したと思った時には成形色が伺える状態になっていた。
[[クモハ101-][1][4][8]]:2-4位側。
ラプロス#4000を平面に当てる新方式は車両番号標記印刷の濃い車両には向いていないかもしれない。
車両番号標記印刷消去を伴うツヌ105F-2用組成準備車最終入場で失敗する悔やまれる結果になってしまった。
過去のペイントリムーバー式改番車同様インレタにて誤魔化す作戦としたが如何せん隠蔽面積が広い。
さすがに今回ばかりは車両番号標記配置に拘る場面ではなく印刷消去失敗痕隠蔽が優先項目となった。
そのためクモハ101-148(ツヌ105F-2)への改番には高経年台紙よりも定着力が高い新インレタを起用した。
組み合わせは1-3位側,2-4位側共通の[クモハ101-]+[1]+[4]+[8]としバラ標記インレタ転写が含まれる。
↓
クモハ101-148 [11C 御茶ノ水]:LP411前照灯交換,行先表示類変更施工。
※再生産品。
[クモハ101-155]標記跡隠蔽と継ぎ接ぎ転写の悪条件が重なる中改番を行ったが結果は芳しくなかった。
やはりラプロスで浮き上がった成形色面積が広過ぎ[クモハ101-148]標記では誤魔化しきれなかった。
太文字標記の73系用古インレタを使用していればもう少し印刷消去失敗痕は隠せたと思う。
成形色露出箇所を隠蔽するため流れで新インレタの選択に至ったが一旦立ち止まれば良かった。
結果的に新インレタが剥離の壁として立ちはだかり再転写には進めないまま終わっている。
クモハ100-160(ツヌ105F-2)が微妙な標記配置で留まった経緯は全く活かされなかったらしい。
クモハ101-148 点灯試験[11C 御茶ノ水]:前照灯(表示器点灯色変更施工)。
※再生産品。
クモハ101-148 点灯試験[11C 御茶ノ水]:尾灯(表示器点灯色変更施工)。
※再生産品。
クモハ100-160 点灯比較[11C 御茶ノ水]:ツヌ105F-2(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品。
なお新たに卸した[御茶ノ水]幕だが切り出しが甘く湯口跡の目立つ仕上がりになってしまった。
引きでは目立たないものの表示器窓Hゴム支持モールドに掛かる張り出しは体裁が良いとは言えない。
この[御茶ノ水]幕は初代ツヌ118F(Mc155:旧製品→旧ツヌ106F:Mc155→ラシ106F:Mc191)と同時期に入手した。
ツヌ107F(Tc83:旧製品)では支障なかったが再生産品車両は行先方向幕部品が嵌め込み難い個体と数多く出会している。
事実上車体と[御茶ノ水]幕のLOTは揃っておらずこれに嵌合精度の悪さが重なったように思える。
↓
クモハ101-148(ツヌ105F-2:クモハ101-155 改番)。
※再生産品。
点灯試験は表示類点灯色変更対策結果確認が主でクモハ100-160とは誤差の範囲内に留められたと思う。
なおクモハ101形,クハ101形ではジャンパ栓納め部品を接着固定しているがクモハ101-148(ツヌ105F-2)に限り先送りとした。
仮に習志野区仕様(ラシ105F:Mc148)へ改装する場合には前面用JRマークインレタ転写が欠かせなくなる。
ホース付ジャンパ栓納めを取り付けた状態では転写領域が狭くなる上に失敗する確率も高くなってしまう。
唯でさえインレタ転写を不得手としているため仕様変更時のジャンパ栓納め部品着脱が可能な状態とした。
よってクモハ101-148(ツヌ105F-2:再生産品)は流動要素を抱えたままの竣工になっている。
分割:2020年01月25日
KATO製国鉄101系ツヌ105F-2用組成準備車でメーカー標記印刷を残していたクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)を入場させた。
クモハ100-160,モハ101-208(ツヌ105F-2:Mc148)で成功した新ラプロス式印刷消去変更をクモハ101-155の改番でも採り入れる。
ただ車両番号標記印刷が濃くクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品),旧モハ101-91(元ツヌ122F:Mc155)とは条件に違いがあった。
国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F)。
※再生産品。
クモハ101-155(ツヌ118F)はツヌ105F-2(Mc148:再生産品+旧製品)を10両編成化するための最終投入車である。
後にツヌ105F-2用組成準備車へ用途変更される保留車が発生した切っ掛けはツヌ131F-1(M'c143)の復活計画だった。
この際増備は最小限としクモハ100-108,モハ101-215,サハ101-233(ツヌ118F:再生産品)のみに留めた。
ツヌ131F-1ではクモハ101-70(ツヌ131F:Mc70)が千葉方先頭車両共用車となる都合上クモハ101-155は投入しなかった。
しかし動力ユニット搭載車がモハ100-68(ツヌ131F)から変更出来ないと判明し新ツヌ131F-1は未成に終わった。
後々までこの影響を引き摺り初回導入の3両よりも約4箇月遅れた末にようやく回着へと至っている。
入工中のクモハ101-155。
回着当時から全く手が加えられていないクモハ101-155(ツヌ118F)は第一次整備からの開始となった。
現行LOTライト基板を持つ再生産品車両のため表示器点灯色変更施工が必須項目に盛り込まれている。
またクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品→クモハ100-160:ツヌ105F-2)と同じく将来のラシ105F(Mc148)改装も考慮する。
そのためプリズムケースにはクイックヘッドマーク用マグネット(101系メイクアップパーツ2:11-511)を取り付けた。
これでクイックヘッドマーク用マグネットの予備品は残0となったが津田沼~習志野仕様では使用機会が限られる。
更に無作為な部品転用を繰り返した影響で必要の無い車両へ装着されているマグネットもあり別段不都合は無い。
今後編成増強等で所要となった場合には主に運転台付中間組込車から撤去して対応する予定である。
水性マッキーで塗り潰した表示器用プリズム前端。
布幕らしさを演出すべく当初1stLOTライト基板振替式で対応してきたが表示器用プリズム先端色挿式へ変更となった。
試行錯誤を繰り返した塗布方法であるが現在は水性マッキーの一重塗りで完全に定着している。
但し油性マッキーとは異なりインク斑が出易い弱点を抱えており施工後の確認は欠かせない。
ただ当初から色が挿されている前照灯用プリズムと近い色合いに達すれば成功する確率は高くなる。
なお水性インクのため仮に失敗しても修正が利く自由度の高さは初心者向きだと思える。
部品交換を終えたクモハ101-155。
行先表示類は運行番号幕,行先方向幕部品とも101系メイクアップパーツに含まれる未使用品を採用した。
切り出し済保管品にはツヌ105F-2で設定した[11C]幕,[御茶ノ水]幕が無く再用は実現しなかった。
しかしKATO製101系増備も何となく終点が見えてきたためもう再用に拘る必要も無いと思う。
持ち出した黄色5号LP411前照灯は最後の101系メイクアップパーツ1(11-510)出自品である。
今後は弁天橋区仕様品(Mc170)若しくは朱色1号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ3:11-516)の塗装変更品に頼るしかない。
しかし塗装変更品では仕上がりにばらつきが生じ弁天橋区仕様品も旧製品車両,再生産品車両との色温度差が強く現れる。
出来れば未だ設定されていない黄色5号LP411前照灯のAssyパーツを別途用意してくれると有り難い。
↓
[クモハ101-155]:2-4位側。
早々に部品交換及びホース付ジャンパ栓納め仮装着を終えクモハ101-155(ツヌ118F)の改番へと着手した。
前途の通り[クモハ101-155]標記印刷が濃く新ラプロス式印刷消去は力加減に注意を要する。
印刷濃度は1-3位側よりも2-4位側が上回っており先に1-3位側の[クモハ101-155]標記消去を行った。
事前試行結果は良好でクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-160:ツヌ105F-2)並に達し2-4位側へと移行している。
ところが濃い[クモハ101-155]標記印刷が行く手を阻み1-3位側と同程度には仕上げられなかった。
ようやく[クモハ101-155]標記跡まで達したと思った時には成形色が伺える状態になっていた。
[[クモハ101-][1][4][8]]:2-4位側。
ラプロス#4000を平面に当てる新方式は車両番号標記印刷の濃い車両には向いていないかもしれない。
車両番号標記印刷消去を伴うツヌ105F-2用組成準備車最終入場で失敗する悔やまれる結果になってしまった。
過去のペイントリムーバー式改番車同様インレタにて誤魔化す作戦としたが如何せん隠蔽面積が広い。
さすがに今回ばかりは車両番号標記配置に拘る場面ではなく印刷消去失敗痕隠蔽が優先項目となった。
そのためクモハ101-148(ツヌ105F-2)への改番には高経年台紙よりも定着力が高い新インレタを起用した。
組み合わせは1-3位側,2-4位側共通の[クモハ101-]+[1]+[4]+[8]としバラ標記インレタ転写が含まれる。
↓
クモハ101-148 [11C 御茶ノ水]:LP411前照灯交換,行先表示類変更施工。
※再生産品。
[クモハ101-155]標記跡隠蔽と継ぎ接ぎ転写の悪条件が重なる中改番を行ったが結果は芳しくなかった。
やはりラプロスで浮き上がった成形色面積が広過ぎ[クモハ101-148]標記では誤魔化しきれなかった。
太文字標記の73系用古インレタを使用していればもう少し印刷消去失敗痕は隠せたと思う。
成形色露出箇所を隠蔽するため流れで新インレタの選択に至ったが一旦立ち止まれば良かった。
結果的に新インレタが剥離の壁として立ちはだかり再転写には進めないまま終わっている。
クモハ100-160(ツヌ105F-2)が微妙な標記配置で留まった経緯は全く活かされなかったらしい。
クモハ101-148 点灯試験[11C 御茶ノ水]:前照灯(表示器点灯色変更施工)。
※再生産品。
クモハ101-148 点灯試験[11C 御茶ノ水]:尾灯(表示器点灯色変更施工)。
※再生産品。
クモハ100-160 点灯比較[11C 御茶ノ水]:ツヌ105F-2(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品。
なお新たに卸した[御茶ノ水]幕だが切り出しが甘く湯口跡の目立つ仕上がりになってしまった。
引きでは目立たないものの表示器窓Hゴム支持モールドに掛かる張り出しは体裁が良いとは言えない。
この[御茶ノ水]幕は初代ツヌ118F(Mc155:旧製品→旧ツヌ106F:Mc155→ラシ106F:Mc191)と同時期に入手した。
ツヌ107F(Tc83:旧製品)では支障なかったが再生産品車両は行先方向幕部品が嵌め込み難い個体と数多く出会している。
事実上車体と[御茶ノ水]幕のLOTは揃っておらずこれに嵌合精度の悪さが重なったように思える。
↓
クモハ101-148(ツヌ105F-2:クモハ101-155 改番)。
※再生産品。
点灯試験は表示類点灯色変更対策結果確認が主でクモハ100-160とは誤差の範囲内に留められたと思う。
なおクモハ101形,クハ101形ではジャンパ栓納め部品を接着固定しているがクモハ101-148(ツヌ105F-2)に限り先送りとした。
仮に習志野区仕様(ラシ105F:Mc148)へ改装する場合には前面用JRマークインレタ転写が欠かせなくなる。
ホース付ジャンパ栓納めを取り付けた状態では転写領域が狭くなる上に失敗する確率も高くなってしまう。
唯でさえインレタ転写を不得手としているため仕様変更時のジャンパ栓納め部品着脱が可能な状態とした。
よってクモハ101-148(ツヌ105F-2:再生産品)は流動要素を抱えたままの竣工になっている。
分割:2020年01月25日