試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3668,モハ3661[3668F] 現行色 VVVF制御車 運転台側SPフレームTNダミーカプラー化

2016-05-04 21:19:43 | 京成線:3600形
順次。

マイクロエース製京成3600形3668F現行色VVVF制御編成現行仕様(3668F)は3600形系列初出場を飾った。
回着整備時にモハ3668,モハ3661の運転台側にはTNダミーカプラーを採用した。
TNカプラーSPが組み込めず苦肉の策だったが出場時はそれなりに満足していた。


京成3600形3668F 現行色 VVVF制御編成 現行仕様。
3668F-2:3668-3621+3608-3601+3628-3618

しかし入場中の京成3600形3618F芝山色クハ3618,クハ3611(3618F-2)から京成3600形用TNカプラーSPに切り替えた。
更にグリーンマックス製3400形3408F登場時仕様(3408F-2)のTNカプラーSP化でTNカプラーSP擬が必要になった。
これに絡みクハ3658,クハ3651現行色中期仕様(3658F)もTNカプラーSP化している。
TNダミーカプラーはアッパーフレームをカットした際に前端を切り落としていた。
そのためフレームの強度が下がり取付にはゴム系接着剤を併用する必要があり着脱に手間が掛かる。
3407(3408F)入場時にTNカプラーSP擬製作し余剰品を組合せたSPフレームTNダミーカプラーが出来上がった。
これを京成3600形用に細工しモハ3668,モハ3661のTNダミーカプラーを廃止する。


カバー前端を切断したSPフレームTNダミーカプラー(京成3600形用化)。

京成3600形用TNカプラーSPは車体裾にカバーが当たるためジャンパ連結器モールドごと切除した。
SPフレームTNダミーカプラーも構造に変わりなく同じ様に切り落としている。
今回からニッパーで一気に切断し手間を省いた。
後部の嵌合爪さえ保持できれば組み付けられるためこれ以上短くしても問題ないと思う。


入工中のモハ3668(3668F)。

早速モハ3668を入場させTNダミーカプラー交換に着手した。
TNダミーカプラー固定にはゴム系接着剤を併用していた。
しかし台枠裏面は凹面成形で容易に撤去出来ている。
殆ど床板と接触しておらず盛ったゴム系接着剤が張り付いているだけだったらしい。


京成3600形用TNダミーカプラー (線バネマウント,SPフレーム)。

TNダミーカプラーのアッパーフレームとSPフレームTNダミーカプラーのカバーはほぼ同じ全長である。
クハ3658,クハ3651に装着した京成3600形用TNカプラーSPもカバーは同じ長さと考えていいだろう。
床板への装着はボス嵌合だけに変わった。
TNカプラーSPの取付孔はTNカプラーよりやや小さく接着剤に頼らず固定できる。


床板へ装着したSPフレームTNダミーカプラー(モハ3668用)。

当然車体との嵌合は問題ない。
外寸は京成3600形用TNカプラーSPと変わらずあっさり組み込めた。
ジャンパ連結器モールドを切り落とした判断は正しかったらしい。
続けてモハ3661もSPフレームTNダミーカプラーへの交換を行った。
外観はTNカプラーSP同等で連結器が首を振らず連結機能が殺されている事だけが異なる。
弱点は誤って連結させると面倒を引き起こす点である。
ここだけは注意が必要だろう。


クハ3651,モハ3661 (TNカプラーSP装着車,SPフレームTNダミーカプラー装着車)。

裏面も一見TNカプラーSPと変わりない様に見えるが復心スプリングが撤去されている。
連結器固定はTNダミーカプラー以来のゴム系接着剤ながら安定度が高く下垂し難いのがいい。
本来なら廃棄されても仕方なかったTNカプラーSP擬製作時の余剰部品群は有効に活用出来ている。
過去に京成3300形で採用したSPフレームTNダミーカプラーとはカバー前端を短縮する点が異なっている。


3658F,3668F (TNカプラーSP装着編成,SPフレームTNダミーカプラー装着編成)。

前面見附も京成3600形用TNカプラーSP同等を保つ。
連結器位置もずれておらずダミーカプラーとしては十分な出来映えだと思う。
敢えて製作するものではなく採用度は低いがTNカプラーSP擬の製作数量に比例していく。
今後はグリーンマックス製3400形,3700形をTNカプラーSP化するかによって展開が変わるだろう。




3668F (SPフレームTNダミーカプラー化)。

TNダミーカプラーに比べて胴受が車体に接するため安定感が増して見える。
フレームの強度がTNカプラーSPと変わらないことから歪みも生じていない。
芝山3600形3618Fも何れはTNダミーカプラーを廃止したい。
TNカプラーSPにするかSPフレームTNダミーカプラーにするかは未定である。
3668Fから撤去したTNダミーカプラーのロアフレームはTNカプラーSP擬へ転用可能になった。


3400形3428F,3668F。

3400形は現在2編成の在籍でTNカプラーSP化するなら3428F現行仕様(3428F)が優先される。
3408Fと異なりカプラー交換理由が形式内見附統一と弱くなるのが悩ませる。
KATOカプラーに特別な不満があるわけではなく積極的に手を加える必要は無い。
果たしてTNダミーカプラーのロアフレームが活躍の場を得る日は来るのだろうか。

※TNカプラーSP化済:3658F相互交換。

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