試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形モハ3304[3344F] 標準色 特急成田山号仕様 (貫通扉開放)

2015-09-26 21:35:46 | 京成線:3300形
マイクロエース製京成3300形1次車3304F標準色後期仕様(3304F-2)の整備に取り掛かりました。
3304F-2は特急成田山号仕様(3304F-2)へ改装します。
基本工程は3,4次車3344F標準色晩年仕様(3344F-2)に準じます。


京成3300形1次車 3304F 標準色 後期仕様。
[3304F-2]:[3304]-[3303]-[3302]-[3301]。

最も手数を要する車両は運転台付中間組込車となるモハ3304です。
モハ3333特急成田山号仕様(3344F-2)と同じく貫通扉を開放させます。
記憶が薄れないうちに着手すると同時に煩雑化した工程を見直します。


モハ3304標準色後期仕様。

さっそくモハ3304を分解しました。
先ず床板へ設ける貫通扉回避口を罫書きました。
これにはモハ3333用床板を使用しています。


入工中のモハ3304

前面窓セルは三分割します。
運転台側用のみほぼ切り出したままです。
残る貫通扉用,助士側用は蝶番側の張り出しを切除しました。


追設したグリーンマックス製貫通幌。

レンズは前照灯:グリーンマックス製103系LP411用,尾灯:KATO製101系旧金型車用です。
モハ3333と同一ですが差込を内側からに変更し位置調節と固定を両立させました。
グリーンマックス製貫通幌裏面への加工も踏襲し水切りとの競合を回避しました。


貫通扉まで作業を終えたモハ3304

種別表示器用セルは貫通扉裏面上部から切れ込みを入れただけで撤去できました。
モハ3333に合わせ富士川車輌工業製[]幕ステッカーを採用しています。
貫通路桟板は一時的に床板を組み込んでからゴム系接着剤で固定しました。


開削した床板前端。

貫通扉蝶番側断面全長へゴム系接着剤を塗布し乗務員室内に取り付けます。
赤帯に目安を定め貫通路助士側へ貼り付けました。
固着を待つ間に罫書いた床板前端を開削します。


仮組みしたモハ3304

モハ3333ではドリルを用いましたが簡便なクラフトナイフに切り替えました。
手早く開削を終え貫通扉が微調整を受け付けるうちに床板を組み合わせます。
ライトケースは撤去済で貫通扉を基準に嵌め込みました。


モハ3304:[55K () 成田]:貫通扉開放車。

モハ3304から前面窓セル整形と床板貫通扉回避口形状が変わりました。
貫通扉の後天的傾斜には後者が効果的だった模様です。
嵌合直後も折り畳まれた形態及び位置が維持されていました。


モハ3333,モハ3304 (3344F-2,3304F-2)。

モハ3304標準色特急成田山号仕様(3304F-2)の竣工を迎えました。
作業時間短縮を図りながらもモハ3333と同程度の仕上がりに達したと思います。
またモハ3333も床板を再整形し傾斜する貫通扉を廃しました。


モハ3333+モハ3304 (3344F-3:貫通扉開放車+貫通扉開放車)。

3344F特急成田山号仕様(3344-3)用運転台付中間組込車2両が出揃いました。
せっかくの貫通路は様子が伺えませんが良い雰囲気を醸し出せていると思います。
なお行先表示類は[55K () 成田]です。

※改訂:2024年8月2日
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